http://www.sankei.co.jp/seiji/senkyo/070721/snk002.htm
【2007参院選】首相夫人VS幹部夫人連 女性票獲得へ自民、民主躍起
1議席をめぐって現職同士が激しく競り合う参院選栃木選挙区で、自民、民主両党が有権者の半分を占める女性票を狙ったあの手この手のPR作戦を繰り広げた。自民が19日、安倍晋三首相夫人を呼んで写真撮影会や握手会を開けば、民主は20日、党幹部夫人らでつくるキャラバン隊が栃木入りし、地元選出国会議員夫人らとともに、街頭などで支持を訴えた。国政選挙の県内投票率は平成5年の総選挙を除き、女性が男性を下回っており、両陣営は女性票の掘り起こしに懸命だ。
82万6623人-。県内の女性の有権者数(11日現在)だ。男性よりも1万7214人多く、全体の約51%を占める。ところが、国政選挙での女性の投票率は男性を下回る状況が続いている。全国46位の投票率を記録した16年の前回参院選(栃木選挙区)では女性は男性より1.63ポイントも低い50.18%だった。身近な選挙とされる県市町議選では女性の投票率が上回っているが、国政選挙では女性の投票率の低空飛行が続く。両陣営は「若者同様、女性の動向が選挙戦のカギを握る」と見て、必死の取り込み作戦を展開した。

自民
「選挙は女性の力が大きいと思います。どうか力を貸してほしい」。19日、国井正幸候補の応援で本県入りした安倍晋三首相夫人の昭恵さんは真岡市、下野市、壬生町、日光市などで女性集会を開き、支援を呼びかけた。
壬生町の個人演説会では大勢の女性支持者らに迎えられて登場し「自民党はいま逆風の中。そんな風の中で主人はいま必死に耐えて踏ん張っています。主人を信じてほしい」と訴えた。支持者と握手をしたり、写真を撮ったり、“庶民派”をアピールした。
女性支持者200人が詰めかけた日光市の個人演説会では女性部が「ファーストレディーを囲み写真撮影会」と銘打った夫人との写真撮影会を企画、順番待ちの行列ができる人気ぶりだった。
演説会に参加した主婦らは「総理をしっかり支えている様子が伝わり自民党のイメージがかなりアップした」「総理の奥さんと一緒に写真が撮れ最高です」などと話していた。

民主
谷博之候補の応援には20日、菅直人代表代行夫人の伸子さんや鳩山由紀夫幹事長夫人の幸さん、前原誠司前代表夫人の愛理さんら、名づけて「oh!勝ってレディース」の面々が、佐野市や足利市で谷候補への支援を訴えた。
佐野市では谷候補夫人のあけみさんをはじめ、県選出国会議員の妻4人でつくる「とちぎGlowカルテットキャラバン隊」も加わり、「国会議員の妻 ホンネでトークショー」を上演。
菅代表代行夫人は「けさの新聞などでは谷さんが優勢などと書いてあったが、これから1週間でどうなるかわからない。ここで緩んだら負けてしまう。もう一歩、親戚(しんせき)や友人に声をかけてほしい」。鳩山幹事長夫人は「ほめられて当選する選挙はないんです。必死にやらないと勝てない」、前原前代表夫人も「栃木は大接戦と聞いている。みなさんの1票でしか変えられない。相手候補の票を取り込む勢いで頑張ってほしい」と訴えた。「来場者の反応は予想以上」と陣営幹部は目を細めた。
(2007/07/21 10:54)
*前原前代表夫人も見たかったが画像がまだ出ないから勝ってレディース(菅伸子さん、鳩山幸さん)都電でGO!から拝借(^^)