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◆「選択的夫婦別姓」は賛成、外苑再開発は反対の声目立つ 統一地方選、投票マッチングで見えた有権者の意識

2023年05月15日 07時59分37秒 | ●YAMACHANの雑記帳
選択的夫婦別姓には67%が賛成、神宮外苑の再開発には55%が反対ー。
 こんな結果が、4月の統一地方選で東京新聞が選挙情報サイト「選挙ドットコム」と共同でインターネット上で実施した「投票マッチング」(ボートマッチ)の回答データから明らかになった。(デジタル編集部)

◆「賛成」「やや賛成」が突出して多い「選択的夫婦別姓」

 投票マッチングは4月23日に行われた東京都の11区の特別区長選のうち、江東区、台東区、板橋区、北区、豊島区の5区長選挙について実施した。それぞれの区の特設サイトを公開し、幅広い政策について20の質問に「賛成」、「やや賛成」、「中立」、「やや反対」、「反対」の5択で回答すると、各候補者との考え方の近さが点数で表示される仕組み。
 サイトを公開した4月17日から23日までの利用者は、のべ4万9273人。うち95%が5区内に在住していると回答した。男性は46.2%、女性は45.5%、「回答しない」は7.7%、「その他」は0.6%だった。回答者の年齢は、投票権を得る18歳から40代までの比較的若い層が78%と8割近くを占めた。50代以上の層は21%だった。
 設問20問のうち一部は、国政や都政に関するテーマを取り上げ、5区全てで同じように尋ねた。
 これらの共通質問の回答データを集計すると、「選択的夫婦別姓制度を導入すべきですか?」との問いに「賛成」か「やや賛成」と答えた人の合計は3万3124人と全体の67%超に達した。これは回答者の3人に2人に相当し、他の共通質問と比較しても突出して賛成の声が多かった。「反対」と「やや反対」は合わせて6461人で13%余りにとどまった。
 「高校授業料無償化は、保護者の所得制限を撤廃するべきですか?」との質問にも、利用者の59%にあたる2万968人が「賛成」と「やや賛成」と回答した。

◆神宮外苑の再開発には「反対」寄りが過半数

 一方、明治神宮外苑地区での再開発事業についての質問では反対の声が目立った。港、新宿、渋谷の各区にまたがる神宮外苑の再開発は、緑豊かな風致地区な一帯にある700本余りの樹木を伐採し、スポーツ施設のほか高さ200メートル近いビルも複数建設する計画で、東京都は2月に事業の施行を認め、工事が始まっている。
 「再開発をこのまま進めるべきですか?」と尋ねたのに対し、「反対」と「やや反対」が合わせて2万6947人、54%超を占めた。「賛成」と「やや賛成」は、合計して9474人で19%余りにとどまった。
 投票マッチングは、インターネット上で誰でも無料で利用可能で、データの集計と分析結果は統計学に基づく世論調査の結果とは異なり、あくまでサービスを利用した回答者の傾向となる。

◆専門家「地方選でこそ実施する意義がある」

松本正生・埼玉大名誉教授

松本正生・埼玉大名誉教授

 東京新聞は今回の統一地方選で、神奈川県知事選挙でも投票マッチングを実施した(選挙ドットコムと共同)。このほか、投票マッチングが実施された選挙は、札幌市長選(北海道新聞と選挙ドットコム)や、24府県議選(NHK)など極めて少ない。
 投票マッチングに詳しい埼玉大の松本正生名誉教授(政治意識論)は「国政選挙に比べ、有権者の判断材料となる情報がほとんどない地方選挙でこそ実施する意義は大きい」と強調。「選挙公報すら出さない自治体がある中、自分の住んでいる街で今何が問題となっているか、認識している有権者は少ない。誰に投票するかはもちろん、質問を見て、なるほど、こういうことが問題になっているのかと認識できる。地域に関心を持つきっかけになる」と指摘する。
 さらに投票マッチングが、主権者教育の教材として使用されることに期待。「選挙期間中の投票材料という『仕掛け』だけに終わるのはもったいない。選挙が終わった後、政治や政策を学ぶ材料として学校が利用してくれると一層大きな意味を持つのではないか」と話した。
 
 
 

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