故郷奪うな 座り込み1500回
長崎 石木ダム建設工事抗議
長崎県と佐世保市が川棚町に強行する石木ダム建設事業で、地元住民らが続ける座り込みが、7日で通算1500回になりました。約30人の地元住民や支援者は「抗議の座り込み1500回 私たちは負けない!」と書かれた横断幕を工事現場で掲げ、抗議の意思を示しました。
座り込みの場所はダム建設により水没する県道の付け替え道路工事の現場。県が工事に着手しようとした2010年3月から始まり、その後、工事の中断などで断続的に実施。16年7月から現在の「第4次」座り込みが1500回となったものです。
水没予定地に暮らす13世帯約50人の土地・家屋が県によって収用されてから11月で3年。3月に就任した大石賢吾知事は「工事を中断して話し合いを」との住民の要望に「一日も早くダムを完成させる必要がある」と背を向けています。
地元住民(74)は、4日から人権週間だと強調し、「ふるさとに住む権利を奪って私たちの人権はどうなっているのか。早く普通の暮らしを取り戻したい」と語りました。
同じく住民(65)は「どうして私たちが何十年も反対しているのか、よく考えて納得できる話し合いをしてほしい。工事が中止されないと座り込みは永遠に続くだろう」と話しました。
日本共産党の山下満昭県委員長が激励に駆け付けました。
2022年12月8日(木)
- 救済法案/より良いものにするため会期延長し審議を/穀田国対委員長が会見
- 救済法案/修正で実効ある法規制に/衆院特で本村議員 「被害者に立証責任」批判
- 水戸・つくば 当落線上/茨城県議選 取手は新人が猛追
- 故郷奪うな 座り込み1500回/長崎 石木ダム建設工事抗議
- 参院議長に会期延長要請へ 共産党
- 敵基地攻撃能力「当然」/安保3文書改定 維新が首相に提言
- 「十分な配慮」効果に疑問/被害者救済法案 本村議員に参考人/衆院消費者特委
- 学術会議会員選考に介入方針/政府が「あり方」公表
- 山中候補 激烈な争い/県立高校新設へ全力尽くす/茨城県議選 つくば市区
- 住民の声届ける党大きく/京都市「カラフルトーク」 市田氏訴え
- 原発運転延長許さぬ/岩渕氏「福島の教訓放棄」
- 国籍喪失許されない/仁比氏、民法改正で追及
- 優生思想残っている/障害者支援 倉林氏に参考人
- 窓口負担2倍は社会保障の後退/高齢者座り込み最終日/厚労省前 倉林参院議員スピーチ
- 奈良・香芝市議会「出席停止」処分/姑息で司法も軽視/党市議が会見
- 「12・8」と大軍拡/惨害招いた過ちを繰り返すな
- きょうの潮流/かつてそこは子どもたちの楽園でした。南国の花々が咲き乱…
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます