飛騨の山猿マーベリック新聞

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★怒るプーチン大統領“N★ATO裏参戦”で火に油!「英特殊部隊がキーウ入り」報道の波紋

2022年04月20日 09時21分06秒 | ●YAMACHANの雑記帳

新たな段階に突入するのかーー。軍事訓練の指導官として、英特殊部隊がウクライナの戦地に入ったと報じられた。軍隊を投入した英国は、半ば当事者になった形だ。NATOのウクライナ支援にピリピリしているプーチン大統領を刺激するのは間違いない。
 ◇  ◇  ◇
 15日付の英紙タイムズは、英陸軍の特殊空挺部隊(SAS)がウクライナの首都キーウなどでウクライナの地元部隊に現地訓練を実施したと報じた。
 地元部隊の幹部が証言。英国防省は事実確認を拒んでいる。3月下旬~今月上旬に実施したとみられ、2月のウクライナ侵攻後、初の現地訓練となる。

 SASはキーウやその近郊のオボロンで、英国が供与した対戦車ミサイルの操作方法を指導。タイムズ紙の取材に地元部隊の幹部は「新人兵や、侵攻後に招集されたベテラン兵は、対戦車ミサイル操作の経験がなかったので訓練再開は大きい」と話した。2014年のロシアのクリミア併合を受け、英国はウクライナに軍指導員を派遣していたが、今年2月の侵攻以降は撤収していた。
 軍事ジャーナリストの世良光弘氏はこう言う。
「ロシアの侵攻後、英軍指導官がいったんウクライナから引き揚げたのは軍隊の駐留はマズいとの判断があったのでしょう。タイムズの報道はウクライナの地元部隊の証言に基づくもので、信憑性が高い。当局が認めなくても、英有力紙の報道は戦局に少なからず影響が出るのは必至です」
 英国だけでなく、米国の特殊部隊もウクライナに入り、全面支援しているとみられている。米英が入り込んでいるとなると、戦争は簡単に終わらない可能性が高い。

カネとモノに加えヒトも支援

15日、軍事演習を行うウクライナ国土防衛軍(C)ロイター

 シカゴ大の国際政治学者ミアシャイマー教授は、3月3日の動画で「昨年12月の時点で、ウクライナは事実上、NATOの一員になりつつあった」と指摘している。
 侵攻前から、NATOはウクライナに高性能兵器を大量に供与し、軍事顧問を派遣してきたからだ。
 米国は13日、ウクライナに新たに8億ドル(約1000億円)の軍事支援を発表。従来より大型兵器も供与する。ロシアはすかさず、「予測できない結果を招きかねない」との外交文書を米国に送り、抗議している。そんな中の、SASのウクライナ入り報道。さらに火に油を注ぐ可能性がある。

「タイムズの報道がプーチン大統領を刺激するのは間違いありません。武器の供与にとどまらず、ヒトも派遣しているのは、NATOは参戦しているのも同然、との理屈です。軍事訓練が行われたとされるキーウや周辺はロシア軍が攻撃を再開しています。ロシア軍が訓練指導中のSASを攻撃し、戦火が拡大する恐れもあります」(世良光弘氏)いよいよキナくさくなってきた。 


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