ジャーナリスト伊藤詩織さんが自身の性被害を調査した様子を描いた映画が、米アカデミー賞へのノミネートに近づいた。映画を巡っては、裁判以外で使わないと誓約した監視カメラの映像の無断使用が問題に。指摘した伊藤さんの民事訴訟で代理人だった西広陽子弁護士は18日、取材に「映画が賞をとれば、無断使用のようなやり方にお墨付きを与えることになる。許されないことだ」と語った。
◆米アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門、15作品に絞り込み
伊藤さんの作品「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」は17日、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門に出品された169作品のうちの15作品に選ばれた。この中から5作品がノミネート作品となる。
映画では、伊藤さんが元テレビ局記者から性加害を受けたホテルの監視カメラ映像が使われている。民事訴訟の証拠で...
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