【ニューヨーク=池田晋】「グローバル気候マーチ」の呼び掛けの最終日となる27日、20日に続いて再び早急な地球温暖化対策を求めるデモが世界各地で取り組まれました。主催者によると、1週間の総計で185カ国6100カ所以上、参加者は700万人を超えました。
国際環境団体「350.org」は、「2003年の反イラク戦争デモと同規模の、史上最大の世界一斉デモ」だとしています。
運動の火付け役のスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)は、カナダのモントリオールで行進に参加し、集会では「世界の首脳たちは(23日の)国連気候行動サミットでまたもや空虚な言葉で失望させた。今日また数百万の人が路上に出ている。彼らが私たちの話を聞くまで続ける」と宣言。「私たちは世界を変えている。年を重ねてから子どもの目を見て、『あの時、できる限りのことをしたよ』と言えるように」と語りました。
モントリオールではこの日30万人が、カナダでは総計80万人が参加しました。
20日に大規模なデモが取り組まれた米国でも、各地で若者が世界に連帯を示そうと金曜日恒例のデモに取り組みました。
ニューヨーク市庁舎前では、学校を休んだ小学生から高校生の若者らが座り込みを展開。参加したモード・アルペルスさん(14)は「先週の行進はすてきだったけど、こんな大問題だから中途半端にできない。自分にできる限りのことをしようと誓いを立て、今日も来ました」と語りました。
2019年9月29日(日)
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