「はだしのゲン」を全国の都道府県図書館などに贈る「ひろめる会」の神田順一事務局長=金沢市で
広島で被爆し、家族を亡くした少年が力強く生きる姿を描いた漫画「はだしのゲン」の連載が始まってから五十年。漫画の普及に取り組むNPO法人「はだしのゲンをひろめる会」(金沢市)は先月、全国の都道府県立図書館など五十カ所に所蔵アンケートを実施し、日本語版と英語版の寄贈を希望した二十七館に順次届けている。半世紀読み継がれる漫画を通じ、核兵器の非人道性を伝えていく。(奥田哲平)
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アンケートでは、まず「はだしのゲン」の所蔵の有無を質問。今月十六日までに回答した三十五館のうち、八割が日本語版を所蔵している一方、英語版は四館だけだった。日本語版の寄贈を望んだ十七館は既に所蔵し...
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