のーざんぷらんつ

庭のこと、ばらのこと、植物全般

山椒の葉

2020-05-25 | 樹木

10センチポットで売られていた小さな山椒の木を庭の片隅に植えて約10年、

ようやく胸の高さくらいまでになりました。

 

私が小学生のころ、親の仕事の付き合いで

山奥に住むご家族の元へ何度か行ったことがありますが、

そこで手作りの山椒の葉の佃煮を頂いたことがありました。

それがとてもおいしかったのを覚えています。

 

どんな風に作っていたのか分かりませんが、

とりあえず、

収穫した葉を一度、湯がき、

醤油で乾煎りしてみたところ

一握りの佃煮が完成

葉を摘んでいるときはそれほど匂わなかったのに

湯がいたとたん、家中に山椒の香りが充満します。

少し食べてみたら、とてもパンチのある山椒の味。

ちりめんじゃことまぶしてごはんに乗せたら止まらなくなりました^^

 

小さな黄色い花も咲いています。

 

ピンボケですいません。

お花も食べられるようで、カルパッチョと一緒に頂きました♪

 

山椒の葉をみると、

するどい棘といい、葉のつき方といい、原種のバラにもよく似ています。

葉は、17枚葉

 

隣には、

ロサ・ムルチ・ブラクティアータが植わっていますが

葉の形も大きさも棘もよく似ています~

9枚葉

 

でも山椒はミカン科なんですって。

花の形が全然違うから?

 

さらに隣にはグリーンダビディ、少し葉も大きく、枚数も7枚に減っています。

 

さらに隣には、

 

アルバ・Suaveolens

葉も大きくなり枚数は5枚

なんだか葉の進化を見ているようです。

 

ちなみに、この葉っぱは、バラよりずっと大きいですが、

葉の付き方が原種のバラによく似ています。

カライトソウです。

バラ科の植物^^

 

カライトソウの花はバラと全然ちがうのに、

山椒はバラ科でないのが不思議になりました^^


クルマバソウ、アマドコロ、チゴユリ

2020-05-24 | 草花

クルマバソウの季節になってきました。

 

我が家のクルマバソウは、一株が増えに増えて群落になってます。

 

名前の由来は、この葉っぱの形。

放射状、車輪状になってます。

山に行くとあちこちに咲いていてきれいです。

 

とある一角がクルマバソウに占められているのですが、

その中に割り込んでくるのが

 

チゴユリ

 

稚児百合の名前のように、とても華奢ではかなげで控えめという印象ですが、

いやいや、すごい繁殖力です!!

これもアリ散布植物のようで、庭のあちこちで芽をだしたらと思ったら、

地下茎でどんどん増えます。

とはいえ、はびこっても暑苦しくないので、

そのままにしていますが、

後から大変なことになりそうです。

そして、もう一つ、地下茎で増えるのが、

アマドコロ

 

苗を買った時は、斑入りナルコユリというものだったと思いますが、

アマドコロとナルコユリをよく調べていくと、

どうやらこの斑入りの園芸品種はアマドコロのようです。

 

斑入りナルコユリとした方が売れるとか。

確かに納得です。バラの世界もタカネ〇〇がついたバラが沢山ありますが、

実際は海外品種だったりするので。

山野草の世界は、風流を好むのか。

でも、学術的な品種名も併用して残してほしいですね。

 

チゴユリとクルマバソウの中でオダマキが咲いていました。

うちのオダマキはこぼれ種で育っています。

そして、

 

銅葉のワイルドチャービル・‘レイヴァンズ ウィング’も咲き出しました。

 

 

今日は少し暖かさを感じますが、この1週間は本当に寒かった~

やはり6月にならないとほっとできない北国のようです。

 

 

 


アネモネ・シルベストリスと山芍薬

2020-05-22 | 草花

アネモネ・シルベストリス

毎日寒い日が続いています。

日曜日に20℃越えがあって以来、

朝晩は数℃、日中も10℃代前半、11℃、12℃、14℃とか、

いい加減寒いです・・・

 

それなのに、植物たちは毎日小さな変化をします。

アネモネ・シルベストリス

蕾がかわいいのです。

このうなだれている感じ。

うなじのところ、少しピンクかかって、やさしいですね~

 

昨日は、おひさまも出て、開いてきました。

 

一時期、広がってはびこったので、

抜きまくったせいか、かなり減りましたけど、

また、広がらせてもいいなあ~

 

進出気没なコゴミの近くで咲いてます。

 

 

 

ヤマシャクもおととい、蕾が白いボールになりました^^

 

昨日は風も弱く日差しが差し込んで、

ふっくら開きましたよ。

 

神々しさを感じます。

 

今日はまた、寒い1日で、風がゴーゴー。

せっかく咲いたのに、昆虫も人間もかくれたまま。

早く、穏やかに暖かくならないかなあ~


個性的なバラの葉 -3-

2020-05-20 | 原種・原種交配バラ

マスターヒュー

楽しみにしているバラの葉がようやく出てきました。

芽吹きが他のバラより遅いので葉巻虫に狙われやすいのですが、

なんとか無事に出てきました!

太い茶色の枝から、ピンク色をした脈にきれいな緑の葉

葉がワタワタ~と空を仰いでいるように感じます。

 

マクロフィラ系のバラですが、

一番個性的な葉を持つバラじゃないかと勝手に思っています。

もう、7,8年前に植えたのに、未だ花がついたことがありません。

気長に待ちます。

 

このバラの何より個性的なのは、この葉の出方。

一見、葉巻虫に食べられて、シナシナに枯れた葉かと思いますが、

こうして、下を向いて、裏側を見せて新しい葉が出てきます。

 

ハイ、裏返し。こんにちは(笑)

 

裏返しで、ダラ~ンと出てきます。

 

同じ特徴のバラがロサ・ダビディ’フェンヤ’

 

葉の形も似ています。

ダビディ、モエシー、マクロフィラ系のバラ、45度で枝が出ますし、似ています。

 

 

他のバラは?というと、スノードン(HRg)は、ピンと立っているし、

 

ジャクリーヌ・デュ・プレも立っている。

 

と思ったら、ルイリールは、裏返しで少し、ダラ~ンとしていましたが、

下向きまで行かず、横向き(笑)

 

タカネバラも、裏返しですが、ダラ~ンとぶら下がるまでいかず。

 

ジュード・ジ・オブスキュア(Eg)は、伸びている。

 

ヒリエリもモエシー系だけあって、やはり下を向くタイプ

 

白花オオタカネも、下向きタイプだけど、

葉が肉厚なので、あまり目立ってない

 

白花オオタカネ

 

やはりマスターヒューの葉は個性的!!

この時期、こんな比較をしながら、バラの葉を楽しんでいます^^


バラの蕾とげんこつ剪定

2020-05-19 | 原種・原種交配バラ

 

 

ロサ・ユゴニス

今年一番のバラはこれかな?

 

 

黄色い花びらが見え始めています。

 

同じく黄色いピンピネリフォリアのバラ、カナリーバード

どこが違うんだ?という位、似ています(笑)

細い枝ですが、今年は蕾が沢山ついてます。

 

 

今年新顔のタカネバラの白花

まだ小さな鉢植え株ですが、長いガクが見えてきました。

細長いヒップですね。

 

横から出てくる蕾、かわいい~

 

葉は、白花らしく明るいグリーン

柔らかな伸びやかな美しい葉

とても美人さんな印象のバラですね。

 

タカネバラ

まだ、葉が展開中ですが、一緒に蕾も出てきています。

托葉が赤く、靴下をはいている感じ。

白花と赤い花では托葉の色が違います。

 

葉の中からガクの先端が見えてくるとやったー!

実生苗の鉢苗ですが、すぐには大きくなってくれず、

毎年少しずつの成長です。

 

 

オオタカネーK

首が短いのですが、ウサギ耳がちょんと出ていて

しかも、細かな毛があって、かわいらしい蕾です。

 

オオタカネ草笛株

このオオタカネもどちらかというと首が短いタイプみたいです。

 

 

オオタカネーH

葉はやはりオオタカネですが、蕾はタカネに似ている。

ほっそりとして、ヒップも長細い華奢な雰囲気の株

葉や托葉、蕾の色は明るいグリーン

 

オオタカネーH2

こちらは、蕾の色が紫色

 

オオタカネーA

葉も大きくて肉厚。株も大株。

蕾も大きくて堂々としているオオタカネです。

株によって個性があるのか、雰囲気が全然違います。

 

そして、今年げんこつ剪定となった

ペルフェクシオン・ドゥ・モンプレジール

ティー系のバラは、耐寒性が弱いというのは分かっていたのに!

去年大丈夫だったから、つい油断しました。

今年の冬は雪が少なくて、12月になっても積雪無しという日も多かった。

でも冷え込むときは―15度くらいになりました。

それで、ティーやノアゼット中心に枝がダメになったバラが多かったです。

ペルフェクシオンは、こうやってげんこつ剪定になっても

新芽が出てきてくれました。

今年は枝の再生に努めようと思います。

 

しかし、

フロムジローは、まだ赤い芽が現れず。。。

ダメになってしまったかなあ。。。

他にも、マダム・ブラビィ、スミズ・パリッシュ、ラマルク、教会のバラ・・・

雪が少ないのは、除雪がなくて楽なのですが、

植物には過酷な環境だったようです。