バンクーバーオリンピックもたけなわですね。
スポーツ観戦大好きの私にとっては、待ちに待った日々。
特にフィギュアスケート男子シングルは、これまでの競技の中
で一番注目して観ていました。
4回転ジャンプを入れながら今回は2位となったプルシェンコ
選手と、4回転は飛ばずに完成度で勝負し金メダルを獲得した
ライサチェック選手。
この二人の対決はまさに、自身のフィギュアスケート哲学のぶ
つかり合いでもあったわけで、そういう意味でも興味深い戦い
だったと思います。
個人的に印象深かったのが、ジョニー・ウィアー選手のフリー
プログラム。
音楽が映画「シティ・オブ・エンジェル」の曲(Fallen Angel)
で、衣装も天使の羽をかたどったものでした。
彼にしかできない美しい身のこなしで、ジャンプもほぼ完璧。
すばらしい出来で、本人も感激の表情でした。
残念ながら得点はあまり伸びず、会場からはブーイングも起こ
っていたようですが、ウィアー選手は興奮するお客さんをなだ
めるようなしぐさを見せていました。
そこがまたすばらしかった。
日本選手も健闘しましたね。
高橋大輔選手の銅メダルに、織田選手7位、小塚選手8位とい
う結果は、もし国別の団体戦があったら、文句なしに金メダル。
日本の男子フィギュア界にとっては歴史的な大会となりました。
このことについては、ほんとうに事がうまく運んだ、そんな気が
します。
というのも、日本のトップの二人、つまり高橋・織田の両選手が
ちゃんと顔をそろえたのは、実に3シーズンぶりのことだからで
す。
フィギュア・ファンの方ならよくご存知の通り、高橋選手は右膝
の負傷のため、昨シーズン(2008~2009)は一度も試合に出場
していません。
また、織田選手はその前のシーズン(2007~2008)、酒気帯び
運転による出場停止処分を受けて、全試合を欠場しているの
です。
もし、この二人のブランクが同じシーズンだったとしたら……?
オリンピックの国別出場枠は、その直前のシーズンの世界選手
権で決まることになっています。
つまり、2009年3月の世界選手権での成績が重要だったわけで
すが、日本勢は小塚選手が6位、そして織田選手が7位となり、
結果としてバンクーバー五輪の男子シングル枠3を獲得しました。
でも、もし、この大会を織田選手が欠場していたら……
バンクーバー五輪に今回の三人がそろって出ることはできなかっ
た可能性が大きいのです。
さらに、高橋選手も織田選手も、大切な一つのシーズンのすべて
の試合を欠場するという試練を克服し、一回り大きくなって帰って
きてくれましたね。
私には、この二人の欠場したシーズンが、あらかじめ二人の今生
のために計画されていたことだった、そんな気がします。
それは、乗り越えるべき人生の課題として、天から二人に与えら
れた「聖なるオフ・シーズン」だったのではないでしょうか。
そして、宇宙の采配によって、その時期が重ならないように調整さ
れていたのだとしたら、何と絶妙な計画でしょうか。
こんなふうに、好き勝手に想像をふくらませて観ていると、一つの
競技が、はるかにドラマティックに見えてきます。
オリンピックも、はや後半戦。
残り半分にはどんなドラマが待っているのか、今から楽しみです。
スポーツ観戦大好きの私にとっては、待ちに待った日々。
特にフィギュアスケート男子シングルは、これまでの競技の中
で一番注目して観ていました。
4回転ジャンプを入れながら今回は2位となったプルシェンコ
選手と、4回転は飛ばずに完成度で勝負し金メダルを獲得した
ライサチェック選手。
この二人の対決はまさに、自身のフィギュアスケート哲学のぶ
つかり合いでもあったわけで、そういう意味でも興味深い戦い
だったと思います。
個人的に印象深かったのが、ジョニー・ウィアー選手のフリー
プログラム。
音楽が映画「シティ・オブ・エンジェル」の曲(Fallen Angel)
で、衣装も天使の羽をかたどったものでした。
彼にしかできない美しい身のこなしで、ジャンプもほぼ完璧。
すばらしい出来で、本人も感激の表情でした。
残念ながら得点はあまり伸びず、会場からはブーイングも起こ
っていたようですが、ウィアー選手は興奮するお客さんをなだ
めるようなしぐさを見せていました。
そこがまたすばらしかった。
日本選手も健闘しましたね。
高橋大輔選手の銅メダルに、織田選手7位、小塚選手8位とい
う結果は、もし国別の団体戦があったら、文句なしに金メダル。
日本の男子フィギュア界にとっては歴史的な大会となりました。
このことについては、ほんとうに事がうまく運んだ、そんな気が
します。
というのも、日本のトップの二人、つまり高橋・織田の両選手が
ちゃんと顔をそろえたのは、実に3シーズンぶりのことだからで
す。
フィギュア・ファンの方ならよくご存知の通り、高橋選手は右膝
の負傷のため、昨シーズン(2008~2009)は一度も試合に出場
していません。
また、織田選手はその前のシーズン(2007~2008)、酒気帯び
運転による出場停止処分を受けて、全試合を欠場しているの
です。
もし、この二人のブランクが同じシーズンだったとしたら……?
オリンピックの国別出場枠は、その直前のシーズンの世界選手
権で決まることになっています。
つまり、2009年3月の世界選手権での成績が重要だったわけで
すが、日本勢は小塚選手が6位、そして織田選手が7位となり、
結果としてバンクーバー五輪の男子シングル枠3を獲得しました。
でも、もし、この大会を織田選手が欠場していたら……
バンクーバー五輪に今回の三人がそろって出ることはできなかっ
た可能性が大きいのです。
さらに、高橋選手も織田選手も、大切な一つのシーズンのすべて
の試合を欠場するという試練を克服し、一回り大きくなって帰って
きてくれましたね。
私には、この二人の欠場したシーズンが、あらかじめ二人の今生
のために計画されていたことだった、そんな気がします。
それは、乗り越えるべき人生の課題として、天から二人に与えら
れた「聖なるオフ・シーズン」だったのではないでしょうか。
そして、宇宙の采配によって、その時期が重ならないように調整さ
れていたのだとしたら、何と絶妙な計画でしょうか。
こんなふうに、好き勝手に想像をふくらませて観ていると、一つの
競技が、はるかにドラマティックに見えてきます。
オリンピックも、はや後半戦。
残り半分にはどんなドラマが待っているのか、今から楽しみです。
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