天使のエナジー

「すべてなるものの源」への、愛の告白

浅田真央選手の「聖なる計画」

2014-02-24 22:21:18 | スポーツ
ソチ五輪女子フィギュアの浅田真央選手のフリー演技、
ごらんになりましたか?

私はSPに続いてLIVE中継を観たのですが、演技が終
わった瞬間、これはすごいものを見てしまった、と思い
ました。

これまで自分が見てきた浅田選手の演技の中でも、間
違いなく最高峰と呼べるものでした。

そんな演技を、五輪という大舞台でやってのけてしまう
なんて……すごいとしか言いようがありません。

こういうものを見ると、私としてはどうしてもそれが、かの
「大いなる源」の意志が起こした「一大事」だったのだと
思えてしまうのです。

(もちろん、どんな出来事も、「大いなる源」がタッチして
いないものはないはずですが、たまさか、こうしたいわゆ
る「一大事」が起こるわけですね。)

こういう「一大事」を起こすには、いくつもの厳しい条件
がクリアされなければなりません。

まず、3アクセルを含む「8トリプル」(6種類、8つの3回転
ジャンプ)を跳べるポテンシャルを持つ、浅田真央という
選手の存在。

そして、その彼女が、バンクーバー五輪のフリーでジャン
プのミスをして、次の五輪こそはという高いモチベーショ
ンを持って、練習を積んでいたこと。

いよいよ今回の五輪が始まって、まず最初に団体のSP
演技で満足のいく演技ができなかったこと。(ロシアの
リプニツカヤ選手の演技の後の出番で、大声援が響く
中での演技でした。)

その後、個人のSPで、ジャンプのミスが重なり、まさかの
16位。フリーは4つのグループのうちの第2グループと
いう、早い順番で滑ることになります。

という具合に経緯を追ってくると、浅田選手がフリーであ
の奇跡的な演技をするために必要な条件が、SPまでに
すべて整えられていた、そんなふうに私には感じられま
した。

なぜ第2グループで滑る必要があったのか。

それは、会場の「気」が安定した、乱れのない状態でな
ければならなかったからです。

第4、即ち最終グループは、実質的にメダル争いの場
となるため、観客の声援はもとより、その場に関わる
あらゆる存在の発するエネルギーが入り乱れ、演技を
する選手の集中力を奪ってしまいます。

その困難を克服してこそメダル獲得となるわけですが、
浅田選手が一番望んでいたのは、メダルではなかった
と思われます。

もちろん、わかりやすい目標として、金メダルを目指し
てはいたでしょう。

でも、本当に心の底から望んでいたのは、「自分にでき
る最高の滑り」を五輪ですること、だったはず。

それをするためには、最終グループというのはあまりに
「気」の乱れがあり過ぎる場だったのだと思います。
(これは、いい、悪いという尺度で言っているのではあり
ません。時にはそういう場が必要な場合もあるのです。)

こうして、浅田選手が熱望する「最高の滑り」をするため
にまたとない「場」が整えられ、その中で彼女は人生最
高の演技をやってのけたのです。

最終順位は6位。メダルは逃しました。

フリーの得点だけを見ると、全体の3位で、もしSPのジャ
ンプに大きなミスさえなければ、金メダル争いに加わって
いたと思われます。

でも、例えば、もし上位の選手たちの誰もがミスをおかし、
浅田選手自身にもミスが出て、会心の演技とはいかない
ながらも金メダルを獲得したとしましょう。

そういう状況でとった金メダルと、今回のフリーのような
最高の演技と、どちらがより自分に満足できるかといえ
ば、おそらく後者だと思います。

(金メダルは歴史に名前が残るし、喜びを他の人と共有
しやすいということもあるけれど。)


ここからは、「妄想」と言われてしまうかもしれませんが、
私はこんなふうに想像するのです。

浅田選手が今回の五輪のフリーで「人生最高の演技」を
するということは、「大いなる源」の意志によって、彼女が
今世生まれてくる前から決められていたことだった。

フィギュアスケートを始めたことから、バンクーバー五輪
での銀メダルを含め、今まで経験してきたことは、すべて
ソチ五輪のフリー演技のための布石だった。

つまり、彼女の「聖なる計画」を遂行するために、周到に
準備されたことだったのです。(もちろん彼女自身は記憶
にないことでしょうけれど。)

だから、あのSPのジャンプミスも、その壮大な計画という
ジグソーパズルを完成させるための、欠かせない一つの
ピースだったのではないでしょうか。

おそらく私たちの誰もが、それぞれの「聖なる計画」を携
えてこの世にやって来るはず。

その意味では、浅田選手が特別というわけではありませ
ん。

ただ、彼女の今回のフリー演技は、私たちがそんなプラン
を持って生まれてきている可能性を、こんなにも強いイン
パクトを持って想起させてくれた、そんなひとこまだった
のです。



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