夢原さん:
「大きくなったら、何になりたい?」
日奈森さん:
「いや大きくなるのなんて待ってられないしそれどころじゃないし。夢見るのはベッドの中だけにしてよね、おばさん」
夢原さん:
「!!」
そう、変わらないといけないのは今なんです。
溺れてる最中に「大きくなったら水泳選手になろう!」なんて思っても手遅れなんです。
そもそも「夢に向かって努力できる」ということ自体、ハードルはかなり高い。
やればできる子、は、いつまでたってもやることができない子。
スタートラインに立つためには、まず変わらないといけないのです。
・しゅごキャラ! 第2話「こころのたまご!」
今、そこにある危機と戦う女子小学生様、日奈森さん。
目下の問題は、学園のアイドルに公衆の面前で告ってフられたことです。
これは軽く終わってる。日奈森さんの人生設計、崩壊寸前。
でも悩んでも後悔しても解決しません。
最早お馴染みの大体吐きそうな顔をしながら、鬱々と教室へ。
死地に赴く彼女にエールを送ろう。
級友の皆様:
「あんな風に告白できるなんてさすがー♪」
「クールなキャラかと思ってたけど、あんな日奈森さんもアリだね」
馬鹿な。
さすがはクール&スパイシー。人望が驚異的です。
でも、全てを好意的に解釈するクラスメイトのおかげでますます外キャラが大変なことに。
体育のお時間:
「誰か逆上がりのお手本を見せてくれ」
善意の第三者:
「日奈森さんは?」「日奈森さんなんでも得意そうだし!」
日奈森さん:
「!?」
鉄棒、超苦手なのに!
ひいぃぃぃっっっ。
が、ご主人の危機を察したしゅごキャラさまが勝手に能力発揮。
キャラを崩壊させながら無事に危機を乗り切りました。というか無理やり乗り切らせられました。
これはツンヘタレの彼女が必死に生き残る物語。
日奈森さん:
「人のキャラ勝手に変えて掻き回して迷惑!!」
女子小学生様によるトイレでの守護霊虐待。
凄惨な光景を目の当たりにし、第2のたまごは逃走してしまいました。
それを探すため、お偉いさんから誘われてたお茶会をキャンセルする羽目に。
日奈森さん:
「もうやだ。しゅごキャラなんていいこと何もないし」
便利な能力を手に入れた!とは微塵も思わない、ネガティブハートの日奈森さん。
彼女の人生哲学は、「迷ったら逃げろ」。
便利な道具を手に入れたら、即座に投げ捨てて見なかったことにするのが処世術。
でもすぐに次の危機に遭遇。
今度は美術です。絵なんて超苦手なのに。
てか得意分野あるのかこのクール&スパイシー。
???:
「だったら変えれば?うまく描けない子はなんでも描ける子にキャラチェンジ!」
必殺のキャラチェンジ。第2の変身能力起動です。
こうしてどんどん外キャラが強固に結成されていくのだな。
日奈森さん、どんどんドつぼにハマっていく。
運動能力強化の第1のたまごに、芸術能力付与の第2のたまご。
彼女らが言うにはそれは全て「日奈森さんの『なりたい自分』の可能性」。
日奈森さんは空想具現化能力を手に入れた。
でも逆に信じないと消えてしまいます。
しゅごキャラに殺意を抱いていた彼女ですが、存在が自分に依っていると聞いてさすがに態度を軟化。
しゅごキャラなんて迷惑なだけだけど…ちょっとだけ信じてあげないことも…ない。ちょっ、ちょっとだけだから!
さて放課後。
念願かなってお茶会に出席してみたところ、学園のガーディアンの皆様がぞろり。
しかもみんなしゅごキャラつき。
「こどもは皆、心にたまごを持っている」
「中からもう一人の自分が出てくることがある」「それが『しゅごキャラ』」
「普段はこどもたちの心の中で眠っている」
「でも時々たまごの持ち主が心に悩みを抱えてたまごに『×』をつけてしまうことがある」
「そうなると心のたまごは『×たま』に変化してしまう」
「そんなとき、君の『キャラなり』が役に立つはず」
王子様:
「ガーディアンになってもらえないかな」
ガーディアンの皆様は日奈森さんのツンヘタレも調査済み。
学園の憧れの皆様。自分と同じしゅごキャラ持ち。
しかも本当の自分を分かった上で好意を持ってくれてる素敵な人たちです。
当然、日奈森さんの回答は…
日奈森さん:
「 い や っ 」
日奈森さん:
「ロイヤルケープ着るのが嫌だから」
最低の理由で断る日奈森さん。
憧れの王子様の色仕掛けすらスルーです。日奈森さんの自棄能力は桁が違う。
まず、無理な理由を考えるのが彼女の性質。ガーディアンなんて無理ムリ無理ムリ。
え?変身して戦えって?しかもテーマは「夢」や「なりたい自分」?
それ同業他番組と酷くかぶるじゃない。勝てるわけないって。何度負けたと思ってるの。無理ムリ無理ムリ。
逃げ出した彼女は先ほど説明を受けた「×たま」誕生の瞬間に立会ってしまいました。
男の子:
「無理ムリ無理ムリ無理ムリ無理ムリ無理ムリ無理ムリ…」
自己否定を続けるその子の姿に、自分自身が重なります。
そんな、何もしないで諦めるなんて…!
うぅ、私は、私は…。
日奈森さん:
「自分で自分を信じてあげなきゃ夢なんて消えちゃうんだよ!」
だから信じて自分自身を。信じてタカラトミーさま。
絶対に玩具は売れる。信じなきゃやっと確保したこの枠も消えちゃう。
だから無理って言うな!プリキュアなんて怖くないって、月島先輩が証明してみせたじゃない!覚悟決めろ、行くぞ、私!
日奈森さん:
「私の心、アンロック!!」
アミュレットハート起動。
最大の敵は羞恥心です。新しい自分を受け入れよう。でないと変身が解けてしまう。
信じて!信じろ!私は売れる!第1話も好評だった!迸れ、私のアミュレットハート!!
アミュ姉さん:
「ネガティブハートにロックオン!オープンハート!」
一番ハートをオープンしなければいけないのは日奈森さん自身だと思うのですが、とりあえず「×たま」は処理完了。
もう初めてしまった以上は後に退けない。日奈森さんは戻れない道に踏み出した。
けれどガーディアンに目撃されたと知った途端、即座に逃亡。
全力で現実逃避を続ける言動不一致の彼女の明日はどこだ。
来週は早々に第3の自分が発現です。
1話の間に異様に詰め込むアニメだ。凄い。
「たまご」の設定は「セーラームーン」第5期にちょっと似てると思った。
誰もが「本当の自分」であるスターシード(たまご)を持っている。
その中でも特殊なセーラークリスタル(しゅごキャラ)を持つものが、スターシード(たまご)を狙う相手および汚染されたスターシード(たまご)と戦う…と。
しかし「セラムン」と違い、せっかくの能力に対してネガティブ反応が第一に立つあたりが、時代の流れなんだろうか。
それと「セーラームーン」や「レイアース」、「カードキャプターさくら」に「プリキュア」「どれみ」等々を知ってる身としては、「『なかよし』や『朝のアニメ』だから子供向け」という巷の反応に物凄い違和感。時代の流れを感じます。
「大きくなったら、何になりたい?」
日奈森さん:
「いや大きくなるのなんて待ってられないしそれどころじゃないし。夢見るのはベッドの中だけにしてよね、おばさん」
夢原さん:
「!!」
そう、変わらないといけないのは今なんです。
溺れてる最中に「大きくなったら水泳選手になろう!」なんて思っても手遅れなんです。
そもそも「夢に向かって努力できる」ということ自体、ハードルはかなり高い。
やればできる子、は、いつまでたってもやることができない子。
スタートラインに立つためには、まず変わらないといけないのです。
・しゅごキャラ! 第2話「こころのたまご!」
今、そこにある危機と戦う女子小学生様、日奈森さん。
目下の問題は、学園のアイドルに公衆の面前で告ってフられたことです。
これは軽く終わってる。日奈森さんの人生設計、崩壊寸前。
でも悩んでも後悔しても解決しません。
最早お馴染みの大体吐きそうな顔をしながら、鬱々と教室へ。
死地に赴く彼女にエールを送ろう。
級友の皆様:
「あんな風に告白できるなんてさすがー♪」
「クールなキャラかと思ってたけど、あんな日奈森さんもアリだね」
馬鹿な。
さすがはクール&スパイシー。人望が驚異的です。
でも、全てを好意的に解釈するクラスメイトのおかげでますます外キャラが大変なことに。
体育のお時間:
「誰か逆上がりのお手本を見せてくれ」
善意の第三者:
「日奈森さんは?」「日奈森さんなんでも得意そうだし!」
日奈森さん:
「!?」
鉄棒、超苦手なのに!
ひいぃぃぃっっっ。
が、ご主人の危機を察したしゅごキャラさまが勝手に能力発揮。
キャラを崩壊させながら無事に危機を乗り切りました。というか無理やり乗り切らせられました。
これはツンヘタレの彼女が必死に生き残る物語。
日奈森さん:
「人のキャラ勝手に変えて掻き回して迷惑!!」
女子小学生様によるトイレでの守護霊虐待。
凄惨な光景を目の当たりにし、第2のたまごは逃走してしまいました。
それを探すため、お偉いさんから誘われてたお茶会をキャンセルする羽目に。
日奈森さん:
「もうやだ。しゅごキャラなんていいこと何もないし」
便利な能力を手に入れた!とは微塵も思わない、ネガティブハートの日奈森さん。
彼女の人生哲学は、「迷ったら逃げろ」。
便利な道具を手に入れたら、即座に投げ捨てて見なかったことにするのが処世術。
でもすぐに次の危機に遭遇。
今度は美術です。絵なんて超苦手なのに。
てか得意分野あるのかこのクール&スパイシー。
???:
「だったら変えれば?うまく描けない子はなんでも描ける子にキャラチェンジ!」
必殺のキャラチェンジ。第2の変身能力起動です。
こうしてどんどん外キャラが強固に結成されていくのだな。
日奈森さん、どんどんドつぼにハマっていく。
運動能力強化の第1のたまごに、芸術能力付与の第2のたまご。
彼女らが言うにはそれは全て「日奈森さんの『なりたい自分』の可能性」。
日奈森さんは空想具現化能力を手に入れた。
でも逆に信じないと消えてしまいます。
しゅごキャラに殺意を抱いていた彼女ですが、存在が自分に依っていると聞いてさすがに態度を軟化。
しゅごキャラなんて迷惑なだけだけど…ちょっとだけ信じてあげないことも…ない。ちょっ、ちょっとだけだから!
さて放課後。
念願かなってお茶会に出席してみたところ、学園のガーディアンの皆様がぞろり。
しかもみんなしゅごキャラつき。
「こどもは皆、心にたまごを持っている」
「中からもう一人の自分が出てくることがある」「それが『しゅごキャラ』」
「普段はこどもたちの心の中で眠っている」
「でも時々たまごの持ち主が心に悩みを抱えてたまごに『×』をつけてしまうことがある」
「そうなると心のたまごは『×たま』に変化してしまう」
「そんなとき、君の『キャラなり』が役に立つはず」
王子様:
「ガーディアンになってもらえないかな」
ガーディアンの皆様は日奈森さんのツンヘタレも調査済み。
学園の憧れの皆様。自分と同じしゅごキャラ持ち。
しかも本当の自分を分かった上で好意を持ってくれてる素敵な人たちです。
当然、日奈森さんの回答は…
日奈森さん:
「 い や っ 」
日奈森さん:
「ロイヤルケープ着るのが嫌だから」
最低の理由で断る日奈森さん。
憧れの王子様の色仕掛けすらスルーです。日奈森さんの自棄能力は桁が違う。
まず、無理な理由を考えるのが彼女の性質。ガーディアンなんて無理ムリ無理ムリ。
え?変身して戦えって?しかもテーマは「夢」や「なりたい自分」?
それ同業他番組と酷くかぶるじゃない。勝てるわけないって。何度負けたと思ってるの。無理ムリ無理ムリ。
逃げ出した彼女は先ほど説明を受けた「×たま」誕生の瞬間に立会ってしまいました。
男の子:
「無理ムリ無理ムリ無理ムリ無理ムリ無理ムリ無理ムリ…」
自己否定を続けるその子の姿に、自分自身が重なります。
そんな、何もしないで諦めるなんて…!
うぅ、私は、私は…。
日奈森さん:
「自分で自分を信じてあげなきゃ夢なんて消えちゃうんだよ!」
だから信じて自分自身を。信じてタカラトミーさま。
絶対に玩具は売れる。信じなきゃやっと確保したこの枠も消えちゃう。
だから無理って言うな!プリキュアなんて怖くないって、月島先輩が証明してみせたじゃない!覚悟決めろ、行くぞ、私!
日奈森さん:
「私の心、アンロック!!」
アミュレットハート起動。
最大の敵は羞恥心です。新しい自分を受け入れよう。でないと変身が解けてしまう。
信じて!信じろ!私は売れる!第1話も好評だった!迸れ、私のアミュレットハート!!
アミュ姉さん:
「ネガティブハートにロックオン!オープンハート!」
一番ハートをオープンしなければいけないのは日奈森さん自身だと思うのですが、とりあえず「×たま」は処理完了。
もう初めてしまった以上は後に退けない。日奈森さんは戻れない道に踏み出した。
けれどガーディアンに目撃されたと知った途端、即座に逃亡。
全力で現実逃避を続ける言動不一致の彼女の明日はどこだ。
来週は早々に第3の自分が発現です。
(左画像) ED:ホントのじぶん(限定盤) OP:こころのたまご/Buono! (右画像) しゅごキャラ! 1 (1) PEACH-PIT |
1話の間に異様に詰め込むアニメだ。凄い。
「たまご」の設定は「セーラームーン」第5期にちょっと似てると思った。
誰もが「本当の自分」であるスターシード(たまご)を持っている。
その中でも特殊なセーラークリスタル(しゅごキャラ)を持つものが、スターシード(たまご)を狙う相手および汚染されたスターシード(たまご)と戦う…と。
しかし「セラムン」と違い、せっかくの能力に対してネガティブ反応が第一に立つあたりが、時代の流れなんだろうか。
それと「セーラームーン」や「レイアース」、「カードキャプターさくら」に「プリキュア」「どれみ」等々を知ってる身としては、「『なかよし』や『朝のアニメ』だから子供向け」という巷の反応に物凄い違和感。時代の流れを感じます。