穴にハマったアリスたち

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感想:週刊少年マガジン(2010年3月10日)+サンデー

2010年03月11日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
 [むろみの頭も信心から]

 『完全に邪教です』

何をどうすれば、そういう発想が出てくるのか、作者さんの頭の中を見て見たい。

■波打際のむろみさん #35「転落とむろみさん」

拓朗くん:
 「俺 もっぱら堤防釣りなんですけど」
 「そこでリュウグウノツカイとか釣ったこともあるんですよ」
店員さん:
 「あぁーあのグズならあり得ますねー」

それはある日の釣り具屋さんでの会話。
極めて自然に、極めて不自然な会話が展開されます。
案外頻繁に打ち上げられるリュウグウノツカイですが、釣り上げるのは至難の業。
それなのに自然に受け入れられてしまう。
気がつけば、奇怪な現象も日常に。

店員さん: 
 「…貴方、一体どこまで知ってるんですか!?」

それは語らなくても良い事実。
人魚さんや謎生物が徘徊していても、こうして人は共存していくのです。
社会って素晴らしい。

…それはそうとして。
今週のむろみさん、いつにも増して可愛らしいポーズが目立ちます。
愛しの拓朗くんが別の女に興味を示したことに、微妙に反応しているところも愛らしいです。
それなのに、ちっとも色気が無いのは如何なものか。
「マガジン」誌面で、最も露出度の高い娘さんだと言うのに。

■月光条例 第21条[海へ行こう]4 「海で遊ぼう」

藤木さんが可愛いということはさておいて。

狂ったお伽噺と人類の戦いは佳境に。
敵の総本部的な物語がようやく突き止められました。
捕らわれの身の「はだかの王様」から決死の連絡があったのです。

はだかの王様:
 「どうやら我々をここに捕らえたヤツは、我々を人質にとんでもない物を要求するつもりらしいのじゃ!」
 「いいか!無視せよ」
 「誰も取引してはいかん!」

豪放磊落にして情け深い。
アンデルセン童話の英雄・はだかの王様。
その彼をしてここまで言わせる、その敵とは…。

はだかの王様:
 「こちらにも来るなよ!」

はだかの王様:
 「この『アラビアンナイト』の世界にはーーっ!!」

は、はだかの王様ー!
ブツ。ツーツーツー。
無情なまでに通信断裂の音が響く。

敵の正体は「アラビアンナイト」。反則です。
「アンデルセン童話」も「グリム童話」も収録されてる各お伽噺で勝負してるのに。
それを問答無用で「アラビアンナイト」。千一の物語が狂気の牙を剥く。そんなのありか。

こうして月光少年の挑む次なる世界は「アラビアンナイト」となりました。
モルジアナお嬢さんとの激闘が楽しみです。
果たして月光くんは、あの変態少女に勝てるのか。

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