穴にハマったアリスたち

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(第46話)わんだふるぷりきゅあ!「メェェェリィクリスマス!」

2024年12月22日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第46話)わんだふるぷりきゅあ!「メェェェリィクリスマス!」

ユキさんのまとめ回。美しかった。かつての寒い雪の日からの変化。今ちょうど冬で、クリスマスのイメージにも合う。
そして「猫屋敷回だろう。紡いで云々でザクロとガオウ様の間を取り持つ的なことをするんだろう。ただそれだとユキの出番がないな」と思い込んでいたので、素直に脱帽。

「特別なワンダフル」は、悪く言えば執着・妄信・依存・過保護等々。普通ではない状態なので、美しい面もあれば、醜い面もある。
ユキの猫屋敷さんへの感情はおそらくは特ワ。猫屋敷さんのためなら世界の全てを敵視もする。
それがいつの間にやら、猫屋敷さんがピンチになっても犬飼さんに信頼して任せ、自分は他のやるべきことをやるように。

この状態をザクロさんのそれと重ね、世界には他者が多数いることに目を向けさせる。共通の想いを足掛かりにするのは綺麗。
残念ながらザクロさんは撤退なされましたが、もしも「クリスマス会には、ガオウも一緒に」の一言があったなら、終戦してたような気すらする。

【もう一つの特ワ】
悟くんとその彼女は、今日も今日とて特ワをなさってた。
そして今日も今日とて不可解なことに、2人だけのプレゼントの贈り合いを何故か皆の前でなし崩しで行ってる。

告白の時。悟くんはヘタレたのに、メエメエのお漏らしにより結果的に上手く行きました。皆の目の前で。
今回も雰囲気づくりを悩んでいる内に、犬飼さんの方からズカズカやってきて、結果的に上手く行きました。皆の目の前で。

意味を見出すとしたら、普通のワンダフルからの逸脱を抑止するため…とかかな。
ユキ→まゆや、ザクロ→ガオウ(おそらくはガオウ→スバルも)は、否定的な側面が描かれています。
犬飼さんと悟くんがそうならないように、普通のワンダフルである周囲との繋がりを強調しているのかもしれない。

また、いつの間にかこむぎも特ワを認識して応援し(どのような理解してるのかは不明)、なんと犬飼さんとは別行動を積極的に取っています。
きっかけはデートから引き離され、ユキ達に拉致られたあたりと思われる。あれは気の毒とはいえば気の毒でしたが、結果としてこむぎの世界は広がった。
犬飼さんが特別なワンダフルにかまけてくれたおかげで、こむぎの普通のワンダフルが豊かになった(そしていつかは特別なワンダフルに巡り合うのかもしれない)。
親離れと子離れとも言えそう。

ユキの視点で見ても、こむぎとの距離が明確に縮まったのは、そのデートの一件じゃなかろうか。もしくは映画。
主たる目的は別のところにあったけど、新しい関係性が深まった。ニコ様が口にする「縁」そのものに思える。

上述の悟くんのなし崩しイベントも、「縁」を重視しているからなのかも。
映画での公園の工事等々、ある日突然思いもかけぬことが起きる。
その出来事の善悪はともかく、変化を良い方に活かしていけるのか?とかそういったことだろうか。
それこそ、死や絶滅のような究極的な別れが起きた場合も含めて。

こむぎは飼い犬なので、ご主人不在で世界を広げる必要があるんだろうか?は疑問ではあるけど、動物仲間との輪であれば、それほど不自然ではないかな。
ふと気が付いたら猫屋敷さんが一人なのは、何かどうにかなるのかしら。いや旧友とかいるし、クラスでも活躍なさってるようですけど。というかだから猫屋敷さんの交友関係の描写が多かったのかも。

あと年内最後がまさかの蟹江さんでした。意表を突かれすぎて、記憶が一瞬全部とんだ。
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