穴にハマったアリスたち

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(第47話)わんだふるぷりきゅあ!「あけましてガオウ」

2025年01月05日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第47話)わんだふるぷりきゅあ!「あけましてガオウ」

年が明けました。そしてガオウ様が狼ガルガルを率いて襲ってきました。
先日のハロウィン回では丸くなっていらっしゃったようにも思うのですが、年末に何か嫌なことでもあったらしい。

逆に、急に丸くなったザクロさんが止めるものの、ガオウ様はぷんすか怒りながら進軍開始。
かくして初詣の帰り道という緊迫感も特別感もない所で、最終決戦が始まりました。以下、次回。

率直なところ、決戦前にしてはどうにも盛り上がりには欠けます。

第一に、これはわんぷりさんのせいではないですが、まほプリ2やキミプリの話題が強すぎます。
先週はお休みでしたし、何かもう店じまいの空気が漂ってる。来週からは、まほプリ2の後の放送ですからどうしても印象が薄れそう…。

また、現時点で特には物語上のポイントが残ってないのも辛い。
「もうすぐ終わってしまう。寂しい」とロスを嘆く声は聞こえど、今後の物語への注目はいまいち上がってない感じがします。

実際問題ガオウ様の悩みは今更どうしようもなく、犬飼さんらの手札も限られているので、「何か過去の真相が語られて、何か語って納得するんだろうな」で止まってしまう。
従来なら大きな目玉になるはずの、ラストバトルの大盛り上がりにも期待できず。それがないので最終回での後日談も、要は今と同じことをするだけでは?の微妙な感じ。もしくは例によって結婚式か葬式に『期待』されるぐらい?

今作は戦わない作風が特徴的でしたが、現時点まででいえば失敗だったように思えます。
「戦わない」と「戦えない」は違うし、「戦わなくても面白い」と「戦った方が面白い」も違う。

フレンディ達も何だかんだで戦っている(でかい動物の攻撃を至近のバリアで防ぐのは、普通に「バトル」です)ので、意欲的な挑戦というより殴る蹴るを封じられたハンデ戦に見えてるのがもったいなかった。
普段は徹底して戦わない(追いかけっこや落石から守るとかを中心にする)、ここぞという時は激しく戦うのように、緩急つけてた方が「戦わない」作風は生きたと思う。
最も戦っているニャミーが一番人気なあたり、この作風がお子様に歓迎されたのかも疑問。

ですのでラストバトルは戦って欲しいなと期待しています。一応予告では、ザクロさんは格闘しているっぽい。

あとこの最終盤でまで「取り巻く人々」の紹介で1話を使うのは、贅沢な展開だと思った。
猫屋敷さんの転入回の頃から、何度やったか分からない紹介話。前振りの導入部だけで1年が終わってしまった感がしてならない。
ついでに悟君の彼女設定もどこかに消えており、辛うじてマフラーに見いだせはするものの、特には関与してきません。
「大熊さんが猫屋敷さんに電話する(犬飼さんではなく)」等、世界の広がり的なものもあるにはあるのですが、過ぎ去った1年の時間が寂しい物がある。

※蛇足:わんぷりさんは丁寧な作風とも言われますが、フクちゃんを亡くしたお鶴さんに「あけましておめでとう」を言ってしまうあたり、ペットモチーフとしては痛恨のミスだと思う。マフラーとかの気配りしてるだけに、そこをもう忘れるんだとガッカリ感はある。

お鶴さん自身が年始の活動をして、甘酒をふるまってはいるものの、犬飼さんの挨拶を「今年もよろしくお願いします」に置き換えるだけで引き締まったのに。

あえて「あけましておめでとう」を言うことで、前向きな姿勢を表現した…の解釈は苦しい。冠婚葬祭の配慮って、(お鶴さん側がやるならまだしも)そういう余地はない。

【来年のプリキュアさん】
「キミとアイドルプリキュア♪」さん。これまで避けてきたアイドルモチーフです。

避けてきた理由は色々ありそうですが、テーマ的には「アイドルとファン」という明確な組み分けが問題なのかなと思っていました。
が、キミプリさんは初手から「推し活」「ファンサ」を前面に出してきました。

幼児視聴者が推し活をする、というのは違和感があります。お子様はファンになりたいのではなく、アイドル(プリキュア)になりたいのでは?
「プリキュアになりきった子供」を「保護者が推し活して、ファンサに喜ぶ」みたいなイメージなんだろうか。
「キミ」という表現がちょっと奇妙な使い方をされているので、何か仕掛けはありそうに思えます。

参考までに、アイドルプリキュアの一人であるドキプリのまこぴーは、「この世界の人は一緒に唄いたがる。不思議だった」と語っています。
ドキプリの「幸せの王子を見上げているだけだった町の人々が、自分たちも立ち上がる」を反映した名セリフです。
(元は声優のオーディション時の題材で、1話で使われる予定だったものを、最終回に移動したらしい)

はぐプリのツインラブも、観客が立ち上がることを想定している。
だからといって皆がアイドルになるというのも変な気がするので、歌を聴いてやる気を出した人のおかげで社会が回って私も唄える…とかそういう流れかしら。
応援が力になるといった精神的なことだけでなく、お弁当屋さんが立ち直ったから今日も美味しいご飯が食べられるとか、そういうの。
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