穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

「夢原さんの四季2回問題」:HUGっと!プリキュア 愛崎えみる研究室問題考察

2020年12月06日 | ハグプリ最終回考察
来年春映画のご出演が決まり、大変にめでたいので逃げ続けてきた問題に向き合ってみる。

【プリキュア界の未解決問題】


(「HUGっと!プリキュア」36話より)

夢原さんは中2の時にココと出会い、プリキュアとなってナイトメアと戦いました。そして1年に渡る奮闘の末、パルミエ王国を取り戻された。
その後、中2の時にエターナルとの戦いに巻き込まれ、再び1年に渡り戦いに明け暮れました。

意味が分からない。この子らはなぜ進級していないのか。
きっちり四季が巡っているため、普通に見れば矛盾極まりない。

この問題は、時間に関する考察を全て無に帰してしまうので、何とか解決したい。

【仮説1】

「ナイトメア戦は1年かかっていなかった」、これが最も単純に思えます。
夢原さんは速攻でナイトメアを撃破したんだ。

(注:以下は劇中で「1年」に明示的に言及していない前提で進めます。見返していないので、全く確信なし。もし「ココ、1年間ありがとう」みたいな台詞を言っていたなら「1年とは文字通りの12ヶ月の意味ではない。9ヶ月を体感的に1年と呼んだ」等の小細工がいる)

「劇中時間が1年経過した」の根拠は四季が巡ったこと。それならば、あの世界では1年の間に、何度も春夏秋冬が訪れればいい。やけくそ気味ですが、あの世界ではむしろ自然かもしれません。

例えば「ハートキャッチ」終盤で、一帯が砂漠化しています。この影響の余波で、別地域では季節外れの熱波が襲っているかもしれない。
つまり「エターナル戦の最中に夏っぽい描写があった」としても、それは実は「劇中時間は12月。たまたま近くで南国っぽいプリキュア達が戦っており、異常気象が起きていた」可能性があります。これなら四季の描写が何であろうと、「あれは1年の間の出来事だった」と言い張れます。

劇中で「夏休み」や「クリスマス」といった時期が特定されるような発言もあったかとも思いますが、これもどうにかなる。
「異常現象で12月なのに真夏並の暑さになり、臨時休校がなされた。当代の学生達は、これを『夏休み』と呼んだ」とか。引き合いに出すのは不謹慎かもしれませんが、コロナによる休校などを経験した現在では、この状況はいかにもありそうに思えます。

この仮説を使えば、季節問題の大部分は解決できるんじゃなかろうか。たとえば「ミラクルリープ」も、実は11月の出来事なのかもしれない。どこかのプリキュアの戦いの影響で急に暖かくなり、たまたま桜が咲いただけ。
(同窓会のハガキとかに季節や何月かの記載があったかもしれませんが)

【仮説2】

せっかくなので、最新映画「ミラクルリープ」を参考にしてみる。

ナイトメアとの戦いの後(例えば中2の12月)、ミラクルリープのような現象が起き、時間が巻き戻った(例えば中2の4月)。以前の知識を引き継いでいた夢原さん達は速攻でナイトメアを撃破(例えば中2の5月)。そこから改めてエターナル戦が始まった(例えば中2の5月~翌年2月)。

これならば四季が2回は巡らず、季節イベントも整合性が取れます。仮説1と両立もできるので、細かな矛盾はお互いに助け合える。

また、「四季が2回」以外の問題もついでに解決できます。

(1)ナイトメアとの戦いはピンキー回収の戦いでしたが、劇中描写では2回集めている。デスパライア様が使った1回と、シャドウ様が使った1回。

デスパライア様は明らかに願いを叶えているため、リープ説のような小細工をしない場合、シャドウとの一件のあと、何故かピンキーを逃がしてしまったことになる。まぁレモネでしょうね。彼女の怠慢により、シャドウのコンプリートは偶然阻止されましたが、その後うっかりピンキーをぶちまけて逃がしたんでしょう…。

リープ説の場合、デスパライア戦の解決後にリープが起き、巻き戻った世界でシャドウが集め、それをパルミエに持ち帰った(ただ心持ちの変化により、願いを叶えるのに拘りはしなかった)。

(2)「奇跡の魔法」のソルシエール戦に、ナイトメアは現れていません。
デスパライアとは最終的には分かりあえており、「恐ろしい敵」ではなくなっているので変ではない。とはいえ、エターナルの館長よりカワリーノさんの方がよほど恐怖ではないかとか、やっぱり疑問は残る。

リープ説なら、2回目の戦いが早期に終結しますから恐怖の印象はかなり薄れそう。記憶を覗いたソルシエール様も「何か変だな、この記憶」と眉をしかめてスルーしたのかもしれない。

(3)2回目のナイトメア戦が、敵味方ともに記憶を引き継いでいれば、戦わずに早期解決するかもしれない。その場合、後日談にてブンビーさんと働いていた「カワリーノさん似の社員」を、真実その通りカワリーノさんだとみなせる。公式に「別人」とされていた気もしますが。

以上のように、幾つかメリットがあります。が、デメリットもある。

まず、リープが起きたような描写がない。致命的です。
仮説1は「世界中に影響が及ぶ」ような戦いが描かれていますから根拠らしきものも出せますが、リープ説は「説明がつく」だけで根拠がない。
これでは、説の出来としては「突如現れた謎の神により、夢原さん達は若返ったのだ」とかと大差ない。
突破できそうなのは、さしあたりドリームコレットでしょう。デスパライア様の願いのかけ方が、何か「時間を巻き戻す」に関わるような願いの仕方だったならこじつけられる、かもしれない。

もう一点、リープ説だとナイトメア戦が史実から消えてしまう。これはファンとしてはかなり嫌だ。
夢原さん達はGoGo服を愛用しており、ただでさえ無印5は日陰に回っているのに、これではあまりに悲しい。

【春映画】

来年の春映画の告知映像では、懐かしのプリキュアバタフライが飛翔しています。演出や、あるいは夢原さんの口から、何か無印5時代への言及があるかもしれない。
映画の舞台は「未来体験のテーマパーク」のようだし、花寺さんたちも時間に関連した何かがありそうだしで、無印5から15周年の来年、新たな仮説を見つけ出せるかも。楽しみです。

【くどまゆ】

「5」「GoGo」の主題歌を歌われた工藤真由さんと、五條さん、松原さんによるライブが開かれました。観よう。

LLV MUSIC LIVE Vol.1~ミンナデツナガレ!~

参考:
●HUGっと!プリキュア 愛崎えみる研究室問題考察(一覧)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ミラクルリープ」:HUGっと... | トップ | 「ルールーと再会する方法」... »

ハグプリ最終回考察」カテゴリの最新記事