体型が気になりだしたのは、はるか昔のことですでにもういつ頃からだったか思い出せない。
でも、メタボとなると話は別。メタボが話題になり始めてから、やたらとお腹まわりが気になりだした。厚生省はちゃんとした基準まで作成して、ここからはメタボと数値で表示されるから恐ろしい。
会社を辞めて家にいることが多くなって、運動不足が気になりだした。子供はもう手元を離れてから久しいので、どうかするとパソコンの前に何時間も座っていることに気づくことも多い。慌てて家の中をうろついたりするけれども、たかがしれている。我が家は典型的なウサギ小屋。
会社に勤めていた頃は、毎年春に検診を受けていた。そのたびに高血圧を指摘され、春は憂鬱な季節となった。ジムにも通っていたけれど、半ば強制的に通っていたので、どうも楽しくない。だから、血圧はいつも高止まりしていた。
それが、会社を辞めてまだ3週間しか経たないのに、血圧は見事に下降した。すでに正常血圧範囲に入っている。ストレスと寝不足が原因だったらしい。ストレス耐性が高いと思っていたのは自己評価が高かったせい。会社を辞める頃には、会社関連のことを考えるだけで寝不足になってしまい、私はストレスに対して大変脆弱な体質に変化していた。
家にいるようになって、ジムには週に2~3回は行こうと決心したけれど、まだ実現した週はない。いつも、何かしら用事ができて(作って)行かない(行けない)ことが多い。
ところで、今日は久しぶりに暖かく過ごしやすかったので、色々な事情で1年ほど中断していたウォーキングを再開した。夫と近くの川沿いに歩いた。菜の花畑が河原に数箇所あって、満開の花でまっ黄色の花畑はとてもきれいだった。
片道7キロのランニングコースとして整備されていて、多くの人がランニングを楽しんでいた。自分の怠慢を棚に上げ、人様も所詮自分とあまり変らないだろうとたかをくくっていたので、これには大変驚かされた。どちらかと言うと少し焦りに似た気持ちをいただいたかもしれない。しかも、ほとんどの人がちゃんとランニング用の格好をしていている。皆、私たちと変らない中年世代がだ。夫も同じように思ったらしく、感心したように隣でつぶやいた。「走っている人はお腹が出てない。」
それでも全部で2時間半くらい歩いたから、自分で言うのも何だが、今日はかなりいい線行ったと思う。途中、菜の花だけでなくたくさんの水鳥やヌートリアなどにも会えて、楽しい時間が過ごせた。帰りは電車でなく、西国街道を通って自宅へ無事帰還。ストレスフリーだった。