花好きに悪人はいないと言う。だったら隣のおじさんもきっと心がきれいなんだろう。お庭のフェンスに這わせたつる薔薇が見事に咲き誇っている。
翻って我が家の庭。庭と言うほどでもないが、ほっておくと足の踏み場もないほど雑草が生い茂り、昔植えた木々が好き放題に枝を伸ばして、大変なことになってしまう。マンションの中庭の一画を占めている我が家のネコ額庭は、上の階の廊下から見えるので、みっともないと『朝早く起きて雑草を抜いてください』と言われたりします。(若いころは早く起きるのが本当につらく、暑い夏の雑草取りは苦行に近いでした)
ところで、今は少し暇があるので、庭を眺める時間ものびた。やはり、きれいな色の花が咲いていると、それを眺めているだけで一日が過ぎて行ったりするから不思議だ。新しく小さな花壇を作ろうと壮大な?計画をひそかに立てているので、庭を眺めるのも楽しい。
それにしても今の庭はひどい。去年意を決して木々の枝を大幅に切ったので、その枝が庭にこんもりと積み上げられていた。やっとそれも収まってきたと思ったら、5月に入って急にまた枝がのびだした。数日のうちにまた枝を切らないと・・・
慣れないガーデニングをすると、頭の中では美しい色とりどりの花が咲き乱れる花壇がぐるぐると回っているのに、実際は木の枝をどうやって始末しようかと頭を悩ませる始末。夢と現実のギャップはいつ縮まるのかなあ。