ドイツ旅行の前にCD付きのドイツ語の本を買って、ちょっとだけドイツ語をかじりました。
第二外国語はフランス語だったため、ドイツ語は全くわからない… でも、少しでもわかっている方がいいだろう、と思って始めたことなのですが、結構面白かったです。英語と似ている単語も割とあるけれども、発音は全く違ったりして。。。
2枚あるCDは、ついに1枚しか聞かず、それでも全く分からないよりはいいだろう、ていう感じ。
実際には、ほとんど役に立たず… ただ、少し聞きなれていると周りでドイツ語ばかりが聞こえてきても、違和感が少ないだろう、との思惑は多少あたったかも。列車に乗っていて、次の停車駅、という単語が分かった時に嬉しかったこと…
それと、大きな発見がありました。
ホテルで何の気なしにテレビをつけて、ニュースを見ようとしたのですが、残念ながらニュースらしいものはしていませんでした。そのかわり、ドラマをどのチャンネルでもしていました。もちろん、ドイツ語で…
そこで、推理ドラマらしいものを面白がって見ていたら、何と筋がわかってきたのです。そして、最後までとうとう見てしまいました。全く英語の字幕なし、全てドイツ語。でも、登場人物が何を話しているか、だいたいわかりましたし、筋もよくわかった。途中からは、言葉の壁は全く感じませんでした。
すごい!見終わって、そう思いました。よくできたドラマだったので、わかりやすかったこともありますが、ドラマは背景知識や状況などから、ほとんどわかってしまう、ということ。そのドラマは、SNSである女の子が男の人と知り合いになり、キャリアウーマンで活躍する母親に反発して、その男の人の所に行ってしまう、そこから母親が必死に子供を取り戻そうとする、というものでした。離婚したお父さんは別に家庭を持って、そこには同じ年の男の子がいる、という設定です。
最後は母親が男の人から娘を取り戻すことができ、目出度し、となりましたが… SNSの怖さを子供に知らせるには、とても良い内容のドラマだと思いました。犯罪の道具として使われたインターネットですが、女の子を保護するときにもインターネットが活躍し、結局はネットで母親が娘を探してほしいと言う映像を流し、それを見た女子学生が通報して犯人が捕まったのです。
で、言葉は全く分かりませんでした。ほんとに。でも、話している内容もほとんどわかったと思う。不思議ですね。
だから、ドラマや映画を見て、言葉を勉強するのはどうかな、効果はあまりないんじゃないかな、と心底思いました。
このドラマで覚えたドイツ語は単語一つとしてありません。ドラマはとても面白かったけど… だから、語学の勉強にはちっとも役立ってないんです。
今度、英語のドラマを見て、内容が分かったからと言って、言葉がわかったからだ、何て安易に考えちゃだめ。
状況や背景知識でドラマの内容はわかってしまうものなのです。
だから、ドラマはあくまで楽しみで見るべし…