まやの部屋

過ぎていく一瞬 
心に浮かんだことや気になることを書きとめる日記

医療用語のセミナー

2013-07-24 22:08:04 | 仕事

先日、医療用語のセミナーに行ってきました。

医療の現場(病院や診療所)で使用される言葉が、一般の人々にはどれだけ理解が難しいか、それをどのように変えていけばいいのか、の取り組みについての発表がありました。

その後グループに分かれて、話し合いをしました。

仕事に直結する内容だったので、大変興味深く聞くことができました。

例えば、「安全性の高い手術ですが、重篤な合併症として○○(病気の名前)があります」

という言葉は、手術前の説明として医師から言われる通常の言葉ですが、一般人にはわかりにくい。

まず、この手術は安全なのか、それともそうでないのか、という疑問

重篤とは、どういう意味?

合併症って、何?

などなど

安全性が高いと前半で言っておきながら、後半の文章で○○と非常に怖い病気の名前が出てくる…

などなど、少し考えただけでもたくさん思いつくようです。

通訳するときは、前後の意味を考えながら、できるだけつじつまの合う英語にしているつもりです。

でも、私が理解できてないときは、やっぱり患者さんも???になるみたいで、すぐに質問がとんできます。

なるべく、お医者さんや看護士さんが普段使われている医療用語にも、精通するようにしたいものです。

ま、講演された国立国語研究所の方は、どうやって一般人がわかるような言葉に変えていけばいいか、その方策を考えておられるようでした。

いつの日か、通訳者にもすぐにわかるような、平易な言葉で診療が行われることを願っています。