昨日の続き
医療通訳では、コミュニケーションがとても大切です。
診察室で、お医者様と患者さんがうまく話ができないと、困るのです。
とは言っても、MCのようにコミュニケーションを取り持つのも仕事の範疇外、というか、それはやってはいけないことなんです。
場数をこなさないと、そのあたりの勘は出てこないのですが、そう言ってしまえば身もふたもない。
どうしましょうか。
まずは忠実に訳すことです。
これが案外難しい。
自分のことを考えてみてみるとよくわかる。
先生に、どうですか? と訊かれて、とっさにすらすらと自分の状態を答えられる人は少ないはず。
なので、言葉少なに答える患者さんに、お医者さんから次の質問が出てくるように、何とかそれらしい忠実な訳を出す、といいのですけれど…
続きは、またの機会に。