早いものでもう7月、半年が過ぎました。あっという間だったのか、それともお正月はずっと昔のことだったのか。
Time perceptionと言う本の中では、どうすれば同じ1時間を長くすることが出来るのか、どうして同じ1時間が人によって、あるいは時によって長く感じたり短く感じたりするのかについて詳細に書いています。
そう、今まで1時間は全ての人に平等に与えられているものだと思っていたけど、実際はその過ごし方によって長くもなり短くもなるのですね。
わくわくするような楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。旅行に出かけて知らない街をそぞろ歩いたり、エキゾチックな建築物を除いたりして過ごす時間はあっという間。それに比べて、日向ぼっこしたりのんびり過ごす時間はゆったりと流れていく。
ところが、それらの時間を後から振り返ってみると、旅行で過ごした時間は一瞬一瞬がまるで映画のワンシーンのように思い出され、それらを全て思い出そうとするととても長い時間であったように感じる。逆に、日向ぼっこしたりゆったり気分で過ごした時間は、とても短い時間であったように感じる。
実際に過ぎていくときに感じる時間の長さと後で振り返って思い出した時間は全く逆なんですね。だから1時間を長くするには、今までしたこともない、行ったこともない場所にできるだけ訪れてたくさんの心象風景を残すことが肝要。
お年寄りは動作がゆっくりになりますね。歩くスピードも遅くなります。これは単に身体面に現れるだけでなく、実際に感じる時間の長さにも影響してくるのだそうです。
一定の時間を実際にどのくらいの時間だったかと尋ねる実験をしたところ、お年寄りは7割程度短い時間を答えるそうです。つまり、1時間だったら、およそ40分だと答えるそうです。
つまり1年、5年、10年単位にするとかなり短くなってしまう!!!
だから、年をとると月日は矢のように早く過ぎ去ってしまう、と感じるのだそうです。
ですから、歳を重ねるごとに毎日をつつがなく過ごしていると、何とかなり短い時間になってしまう・・・フェ~
気をつけないと、これからは毎日新しい体験や経験をするように、散歩もいつも違う道、咲く花に毎日感動して、三度三度の食事も毎日新しい美味しさに目覚めるよう、色々と工夫して1時間が長くなるようにしようっと。
でも、苦労やストレスは時間にどう影響するんでしょうね。
嫌なことは忘れるように出来てるらしいけど、それを体験しているときはとても辛いですね。できるだけそんな状況にならないように、それも工夫したい。