まやの部屋

過ぎていく一瞬 
心に浮かんだことや気になることを書きとめる日記

1.17に寄せて

2021-01-17 20:02:59 | 日記
今日は、1.17なんだなあ。もう26年も経つ。月日の流れるのは早い。
思い出してもおぞましいこと。一瞬のうちに全てが変わった。日本が沈没するのか、少なくとも東京は破滅したと思ったけど、実際は神戸だけが破壊されていた。
 いまだによく覚えているのは、倒れた(らしい)食器棚からシャーシャーと音がしていたこと。食器が滑り落ちて床で割れる音だった。温水器が廊下にねじられた形で横たわり、お湯が流れ出て部屋が水浸しになったこと。次男が部屋から出てこなかったので、大声で叫んだこと、等々
 必死で横たわった箪笥などを運んで、水に浸からなかったリビングで寝たこと。床には食器やアルコール類が割れて破片が飛び散っているので、靴履き。余震で眠れなかった。
 冷蔵庫は無事だったので、しかも前日に大量の食料を買い込んでいたので、食べるものには困らなかった。でも、水がない。大きなお鍋を持って、歩いて3分の小学校の校庭までもらいに行った。3時間は寒空の中で待ったなあ。
仕事先は高校だったけど、そこも被災していて全校舎が崩れていた。後片付けをしていたら目眩がして帰らせてもらった。しばらく、そこへは行かなかった。行けなくなった。気分が悪くて残骸の整理が出来なくなったのだ。
 もし今、あれと同じくらいの地震が来て、同じような被害を受けたら、立ち直る自信ははっきり言ってない。備えはある方がいいけど、限度があるから心配しても仕方ない面がある。
 とは言え、津波に備えて、マンションの裏に通っている坂道を登って15分もすれば、高台に行けることは検証済み。
不自由さは計り知れず、今のコロナとは比べようもない。今は全国レベル、いや世界レベルの話になっているのが、大きな違いだな。地震は限局的だったので、電車に乗って15分もすれば大都会で普通の暮らし、日常がそこにはあった。
 どこにいても地震からは逃れられないので、備えは必要。コロナのような感染症も、これからは何度もあるらしいので、やはり備えは必要か。
 

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