中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

喫煙死

2012-02-12 09:42:28 | 身辺雑記

 喫煙が原因で癌などで亡くなった大人の日本人は2007年に約12万9千人、高血圧が原因で脳卒中で亡くなった人は約10万4千人と推定されることが、東京大や大阪大などの分析で分かったそうだ。

 

 毎月のように会っている高校時代のクラブの卒業生の中で、Hr君とHg君、Ko君はヘビースモーカーだ。とくにHr君とKo君は依存度が高いようで、Hr君はかなり濃厚に煙を吸っている。Hg君はまだそれほどでもないから止めたらどうかと言うのだが、本人にはまったくその気がないらしい。長年の習慣だから禁煙はできないのだろうが。他のKi君、Ka君、T君は喫煙習慣がないが、Ka君はかなり肥満していて血圧も高く、飲酒もよくするのが心配だ。T君はかなり小柄で非常に酒に強いが、特に健康には問題ないらしい。Ki君は医師だけあって、よく節制しているようだ。彼らも60代の半ばを過ぎているから、いろいろ健康には注意しなければならないだろうと、自分のことはさて置いて、やはり卒業生の健康は気になる。

 

 他人のことは言えないので、私は喫煙しないし、高血圧でもないから心配は少ないように思っても、発表された分析によると、危険因子の第3位は運動不足(死者5万2千人)ということだから、これは私にはぴったり当てはまる。運動不足で死亡するというのはどういうことなのだろうといささか気になるから、今度Ki君に尋ねてみよう。高血糖、肥満、飲酒、運動不足、高塩分摂取などの16の危険因子は原則として生活習慣の改善や服薬などで避けられるもののようだが、運動不足は運動する他はないのだろう。今の私にはそれが問題だ。

 

 世界保健機関の04年の世界の死亡者約5900万人の分析では、最多が高血圧で、その後に喫煙、高血糖、運動不足、肥満が続く。日本人は「塩分摂取が上位で、肥満が比較的下位なのが特徴」なのだそうだ。研究チームは「日本が長寿国の座を維持するには、まず強力で効果的な禁煙対策が必要。血圧測定の普及も大切」と結論付けている。

 

 2010年の成人の喫煙率は19.5%で、前年と比べ3.9ポイント低下し過去最低となる一方、禁煙したいと考えている喫煙者が過去最高の37.6%に上ったことが厚生労働省の国民健康・栄養調査で分かった。同省は「たばこ税の増税に伴う1010月の値上げを機に、たばこをやめた人ややめたいと思う人が増えたのではないか」としている。この結果を基に厚労省は、13年度からの次期健康づくり計画に「22年度までに喫煙率を12.2%以下にする」との目標値を明記する方針を固めたそうだ。

 

  喫煙は精神面はともかくとして、健康面では百害あって一利なしだ。これからも喫煙者は無くなることはないだろうが、少しでも減ることは受動喫煙に晒される非喫煙者には有り難いことだ。

 

 

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