あと一月足らずで、西安から李真と謝俊麗の家族が大阪に来る。昨年は中国には行かなかったし、その代わりに来るように言っていたから大いに楽しみにしている。初めは母親だけで来ると思ったが、子供の面倒を見切れないということで、それぞれの夫君も同行してくる。
「主賓」は李真の息子の宸宸(チェンチェン)と、謝俊麗の息子の撓撓(ナオナオ)だ。どちらも一昨年の秋に会ったきりだから、大きくなっているだろうと、これも楽しみだ、二人のことはこれまでにも書いたが、あらためて紹介する。
撓撓
撓撓は2008年9月生まれで、まだ4歳になっていないが、体は大きいようだ。名前は初めは劉自軒(リュウ・シーツアン)と言ったが、謝俊麗がどうも気に入らなかったようで、改名して東易(トンイィ)になっている。縁起のいい名前を考える商売があって、そこでつけてもらったようだ。「東から出る太陽のように元気で活発」、「易」には「生涯に良くないことがあっても対応できるように」という意味なのだそうだ。
今は幼稚園に通っているが、一昨年会った時にはまだ幼く、「亮爺爺リャンイエイエ(亮じいちゃん)」と呼んで懐いてくれたが今回はどうなるか。
宸宸
宸宸は2009年の1月生まれで撓撓よりは4カ月遅い。最初の名前は陳佑寧(チェン・ヨウニン)と言ったが、これも撓撓と同じで改名して楷承(カイチェン)になっている。陳は「古い」、楷は「正しい」、承は「受け継ぐ」という意味で、姓と合わせて「古い正しいものを受け継ぐ」という意味になる。
一昨年会った時にはすぐに懐いて私の頬にキスしてくれたり、いっしょに遊んだりした。この子も幼稚園に通っていて、もうだいぶ大きくなっただろう。李真は来る前に私の写真を見せて「亮爺爺」と教えると言っていtが、呼んでくれるだろうか。
私には孫が4人いるが、この春幼稚園に勤める娘を筆頭に一番小さいのが高校1年生だから、孫はいつまでも可愛いと言っても、小さい頃のような可愛さとは違う。だから、この西安の撓撓と宸宸は孫のようなもの、いや、それにしては幼いから曾孫のようなものだ。
毎日街に出て帰る時や、寝る前などには二人のことをあれこれ考えて、つい顔をほころばせてしまう。まさに「ジジ馬鹿」だと思う。