私の家の雌猫ミーシャは12歳になります。来た頃の体長は今の尻尾より短く15センチもなかったのですが、それが大きくなりました。来た頃はミイミイと可愛い声で啼いていたのですが、今ではニャアで、それも近頃は少ししゃがれてきました。
夜ベットに入ると音もなく部屋に入ってきて私の顔をじっと見つめます。毛並も艶がなくなり顔も幼い頃の可愛さなどはないのですが、それでも引き寄せて顔を寄せるとおとなしくされるままになっています。顔を見ているといかにも年を取ったという感じで、「バアサンや、お前も年をとったなあ」と言って、頬にキスしてやったりするのですが無表情な顔をしていて愛想も何もなく、しばらくすると私の横でうずくまって寝ます。朝には姿は見えませんので夜中に出て行くようです。
最近は前以上によく寝ているようですし、食べる量も少し減ってきたように思います。それに以前は名前を呼ぶと眠っていても強く尻尾を振ったのですが、今では何となく物憂い感じです。年なのかなあと思いますが、それでもまだ動きは敏捷さを失っていません。
ミーシャは人懐こい子で、近所の奥さん達に可愛がられていますし、宅配便などが来るとすぐに出て行って配達員にすり寄ったりします。しかし贔屓目なのでしょうがやはり一番好きなのは私のようです。昼間に外から帰ってくると座っていた門塀からニャアニャアと啼きながら道路に飛び降りて、私の前でごろりと寝ころんで仰向けになったり横向きに丸くなったりと、それを何度も繰り返します。どうやら私には最上の歓びか愛情を示しているように見えるのです。
年をとったようでもあり、まだ元気そうにも見えるので、人間なら幾つぐらいか調べてみますと、こんな算定式がありました。
猫の年齢×4+30
これで計算しますとミーシャは12歳ですから78歳ということになり私と同年齢くらいです。他には72、75、64というのもあって、64というのが多いようでした。78歳は少し老け過ぎているように思いましたので、一応64歳ということにしておきましたが、猫の高齢期は生後11年から15年らしいので、いずれにしても、もうお婆さんです。 妻がいなくなってから1年余で我が家に来ましたが、12年間全く健康で元気でした。ノラ猫の寿命は4年くらいだそうですから、それに比べるとミーシャはその3倍は生きてきたわけで、それだけに愛おしく、このあとどれくらい生きるか分かりませんが、できるだけ元気でいてほしいと思っています。
(朝の散歩から)
ヘクソカズラ(屁糞葛)
何ともひどい名前ですが、葉を揉むと悪臭がするので付けられました。これでは可哀そうだと言うのか、サオトメバナという名前もありますが普及していません。
この写真見ていると、〝ミーシャはまだまだ若いよ〟といっているようですね
ミーシャは飼い主のことをどう思っているのかな。
うちのワンちゃんは手間とお金がかかって困ります。
老後が心配です。