中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

認知症高齢者

2013-06-10 07:13:47 | 身辺雑記

 厚生労働省研究班の大規模研究によりますと、全国の認知症高齢者数は、2012年時点で推計約462万人に上り昨年の国の推計より約160万人多いことが、分かったそうです。認知症を発症する前段階とみられる軽度認知障の高齢者(認知症予備軍)も、推計約400万人でした。 

 研究は09~12年度に、愛知県大府市、茨城県つくば市など全国10市町で実施し65歳以上の住民計約9000人を対象に、調査員が生活状況を聴き取り、認知機能検査や脳の画像検査を行って、専門医が国際基準に従い診断し認知症の人の割合(有病率)を調べたものです。その結果、65歳以上の人の有病率は15%で、全国の高齢者数約3080万人と照らし合わせると、認知症高齢者数は約462万人と推計されました。有病率は74歳までは10%以下ですが、85歳以上で40%超となるそうです。ほとんどの年代で女性の方が高率でした。発症の年代については分かりません。 

 認知症を敬遠したくなるのは、本人には物事の判断がつかなくなり、そのままかなり長生きすることですが、私はある知人に「あんたは認知症にはならないよ」と言われたことがあります。何を根拠にそう言ったのかは分かりませんが、80歳目前の今のところその気配はないようです。何しろ独り住まいですから、その兆候が出ても誰が気がつくのかと不安ですが、あまり気にしても仕方がありません。

 認知症ではありませんが、俳優の長門勇さんが81歳で亡くなりました。生年は1932年で私より1歳上ですが老衰ということで、80歳で老衰かとちょっと驚きました。老衰というとかなりの年配のように思いますが、これは生物学的・医学的には老化に伴って個体を形成する細胞や組織の機能の低下、恒常性の維持が困難になることが原因とのことで、長門さんはおととし軽い脳梗塞を患ったあとも芸能活動を続けていましたが、1か月ほど前に体調を崩して神奈川県内の病院に入院し、亡くなったということですから、やはり体の機能が衰えていたのでしょう。要するに年をとって体の機能が低下したら老衰ということになるのでしょうが、これは私にも無縁ではないようです。

 

 

 


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2 コメント

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励ましの電話が・・・ (sibuya)
2013-06-10 15:04:31
この数日 腰痛が疼いてパークゴルフを休んでいる。
「どうした!元気を出せよ」と圓子の爺(91)から
電話で励まされた。 圓子の爺は毎朝オートバイで
パークゴルフへ向かう・・そして36ホールをプレーする。
高齢者になると体力も気力も見た目も大きな差が出る。
圓子の爺はまるで熟年のようだ・・一人暮らしのため
今晩の夕食を誘ったのだが 肉料理を準備しているので
今晩は行けない・・とつれない返事だ。
それにしてもあの元気さはどこから来るのだろうか?・・
認知症なんて遠い話だ‥ 健康寿命のお手本だ・・
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Unknown (中国迷爺爺)
2013-06-10 18:50:46
圓子の爺さんの活力にはつくづく感心させられます。若い頃の過ごし方が良かったのでしょう。健康寿命のお手本、まったくその通りです。
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