後期高齢者検診を受けましたが、そのうち大腸癌検診に引っ掛かりました。検便を、日を置いて2回したうちの後の検体から潜血反応が出ました。それでもう一度したのですがやはり反応が出て、内視鏡検査を受けることになりました。その予約にかかりつけの医院で紹介されたT外科医院に行き受付にいた女性から説明を受けました。
その説明を聴いてみると実に面倒なのです。検査前日には病院指定の簡易食を摂り、夜9時に3種類の薬を服用します。服用後気分が悪くなることがあるので、一人で服用しないで、家族の者に付いてもらうこと、特に高齢者は注意と言うことで、ハタと困りました。私は独り住まいで、息子達の家族は離れた所に住んでいて、付いてもらうことができません。思い余って卒業生に泊めてもらえないかと頼んだのですが断られました。かかりつけの医師は何かあったら電話してくれたらいいと言ってくれましたが、それを外科の受付の女性に伝えると、電話のある所に行くまでに気を失うこともあると、まことに怖いことを言われました。いわゆるインフォームド・コンセントで、医師としては最悪の場合まで含めて患者の同意を得るのでしょうし、まして受付の女性は看護師ではないようで決められた通りに言うのでしょうが、どうしようもないので女性に事情を話し、何とか医師と相談してより軽い薬に代えてもらうことになりました。これで一安心だったのですが。
検査前日は代えてもらった栄養食と薬をを摂りました。代える前のものは固形でしたが新しいものはラコールと言うスープ状のもので1回200mlで4回分ありますが、少ないし他には口にできませんから、朝からベッドに横になって過ごしました。空腹感はないのですが少量ですから、口が寂しくて仕方がありませんでした。薬の副作用らしい異常はありませんでした。(つづく)