7月18日
Hr君、Hg君夫妻と大阪に映画を観に行った。つい先日(10日)にも4人で「臨場」というテレビドラマの劇場版を観に行ったが、これはつまらない映画だった。今日のは中国映画で「さらば、復讐の狼たちよ」(中国題名「譲子弾飛」)。中華民国成立直後の1920年頃の盗賊と、ある市の悪徳ボスとの対決を描いたもので、これはこれで面白かった。俳優陣も、チョー・ユンファ、ジャン・ウェン、グォ・ヨウなどの名優ぞろいで、脇役もしっかりしていた。パンフレットを見ると、この作品は現代中国の体制に対する風刺が強く、よく検閲を通ったものだと言われているそうだ。西安の李真は中国語が分かるともっと面白いよと言ったが、このことなのだろう。例えば冒頭に馬で引く鉄道「馬列車」を盗賊が襲って転覆させる場面があるが、中国で「馬列主義」と言うと「マルクス・レーニン主義」を意味する。そのほかにも盗賊の頭目がしきりに「公平」という言葉を口にする場面がある。他にも中国人ならこの作品が言わんとすることが分かっているのだろうという場面や人物設定があった。中国では一昨年大ヒットしたそうだ。
7月20日
昨日の夕方、町の一角で急によろめいた。最初は右側に体が傾き、たて直したら今度は左側によろけた。特に目がくらんだりしたり、目が回ったりしたわけではなく、何とか倒れるのだけは避けたが、頭、特に後頭部が重く気分が悪く、耳の奥でも小さく蝉が鳴いているような感じなので近くの喫茶店に入って少し休んだ。
今日かかりつけの医院の先生に相談したら、頭を調べますかと言われ同意すると、知り合いのMRI検査を専門にしている医師に予約してもらった。30日に検査することになったが、どういう結果が出るやら。
7月21日
横浜市立小学校の36歳の教師が、暴行容疑で逮捕された。この教師は午前0時頃、相鉄線横浜―二俣川駅間を走行中の下り電車内で、前に座っていた私立大学4年の男子学生(26)の胸をいきなり蹴り、驚いて立ち上がった男子学生の顔を殴った。隣に立っていた会社員男性(26)が取り押さえて警察で調べられたが、呼気1リットル中、0.35ミリ・グラムのアルコール分が検出された。この量がどの程度の酔いの状態を示すのかは知らないが、本人は「覚えていない」と話しているという。このようなことをするのだから泥酔状態だったのか。
酒を飲まない私には、この「覚えていない」という飲酒後に傷害事件などを起こした容疑者がよく口にする言葉の真偽のほどがわからない。酔っていて覚えていないと言えば罪が軽くなるという打算が働いているのか、この辺りは酒をよく飲む人に聞いてみたいと思う。
いずれにしてもこの教師の行為、大阪の橋下市長ならまた「免職だ」と叫ぶだろうが、彼もよく飲むそうだから酔っ払いには寛大かもしれない。しかし私は、この教師にはきついお灸を据えてやるべきだと思う。