家族で来日した西安の謝俊麗が、帰国した後のチャットで「爺爺イエイエが杖をついているのを見て悲しくなった。散歩でもしてよ」と言われてその気になって始めてから2カ月余りがたちました。雨の日は除いて、今のところは何とか続いています。ブログ友のOjさんのように地球一周の距離を目指して(もう半周の距離は過ぎましたが)雨の日も風の日も歩かれたり、北海道のSさんのように毎日一万歩というような本格的なウォーキングではなく、文字通りの散歩、そぞろ歩きです。それでも朝のさわやかな空気を吸い、太陽の光を受けて歩くのは気持ちのいいものです。
ある知人によると、光を浴びると、体内にドーパミンという物質ができるのだそうです。ドーパインはノルアドレナリンやセロトニンと並んで、体内で特に重要な役割を果たしている三大神経伝達物質の一つだそうで、人間の精神面に大きな影響与える神経伝達物質で、上半身裸になって散歩するのならともかく、顔や手に当たっただけで効果があるのか疑問ですが、それはともかくとして、朝の太陽の光は気持ちの良いものです。
また朝早く陽光を浴びると、体内時計も調節されるとのことです。陽が沈むと眠くなり、陽が昇ると目が覚めるのは正常なことですが、以前私は3時、4時頃まで寝付かれないことがよくあり、12時過ぎて寝るのが当たり前で、当然朝寝坊だったのですが、朝の散歩を始めてから、夜は11時頃には消灯するようにするとすぐに寝付いてしまい、朝は6時頃に目が覚めるようになりました。寝付いてからは熟睡し、朝まで一度もトイレに立つことがないこともあります。これから夏に向かうともっと早く目覚めるのかも知れませんが、その時はその時で涼しい時に散歩し、帰って眠くなれば短時間二度寝してもいいかなどと思っています。とにかく朝の散歩が私の生活リズムを変えたのは事実です。
散歩には大抵カメラを持ち、道端の花などを撮るのがまた楽しく、私の写真技術はデジカメ頼りのまったく大したものではないのですが、それはそれなりに楽しいもので、これで散歩の時間が案外多くかかったりします。
脚が悪く杖をついていますが、しばらく歩くと右足のふくらはぎが痛くなってくるのが悩みで、これがなかったらもっと歩けるのにと残念です。
先日ウォーキングの大先輩のOjさんから「散歩が定着したようですね。そのうちやめられなくなりますよ」というコメントがありました。このことばを励みに、これからもよたよた、よろよろと続けようと思っています。
(朝の散歩から)
花はきれいで目を楽しませてくれますが、若い葉の目の覚めるような緑色もさわやかでいいものです。