中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

暴風雪の被害者

2013-03-05 07:33:18 | 身辺雑記

 北海道で2日から3日にかけて続いた暴風雪で8人の死者が出て、改めて北海道の冬の厳しさと怖さを知りました。亡くなった方は皆お気の毒ですが、とりわけ父親が娘を守って亡くなった事故と、母子4人が亡くなった事故には胸が強く痛みました。 

 湧別町では、53歳の男性Oさんが乗っていたトラックが2日の午後に雪で動けなくなり、こOさんと9歳になる娘のNさんは事故場から約300メートル離れた牧場の倉庫前まで行きそこで倒れていました。発見されたとき父親は風が来る方向に背を向け、娘を胸に抱きかかえていたそうです。娘は父親に抱きかかえられたまま、消え入りそうな声で泣いていたといいますが、手などに軽い凍傷を負いましたが、命に別条はなかったようです。しかし0さんは搬送先の病院で死亡が確認されました。身をもって娘の命を救おうとしたこの父親の深い愛情には涙を催しました。この人の奥さんは一昨年亡くなり、男手ひとつで娘を育てていたようで、それだけに娘への愛しさはひとしおだったのではないかと想像します。残された娘は母に続いて父親も喪い、まして父親は自分を抱きかかえて守ってくれたと聞いてどんなに悲しむことかと思います。Oさんの冥福を祈り、娘のNさんが身をもって自分を守ってくれた父親の面影を抱いて幸せに成長してほしいと願います。 

 また中標津町では40歳の母親と高校2年生の長女、中学2年の次女、小学5年の長男の4人が乗った軽乗用車が自宅近くで雪に埋もれて、4人とも一酸化中毒死しました。なぜエンジンを切らなかったのかと思いますが、あれこれしているうちに意識を失ったのでしょう。この家族には父親はいなかったのでしょうか。もしいたら、一度に妻子を喪った悲しみはどんなに深いものかと思います。 

 今年の北海道は厳しい冬だったようです。温暖なこの辺りに住んでいると冬の自然の恐ろしさは想像できないのですが、このような悲しいニュースを知ると北海道で生きるのは、本当に大変なことだと強く思いました。

 

 

 


2013-03-03 18:46:09 | 身辺雑記

 今年の冬の寒さは全国的に厳しかったようで、そのためかこの辺りでも梅の開花が例年より少し遅れたようですが、今日近所の様子を見るとだいぶ咲いていました。 

 桜か梅かと聞かれると、私はどちらかと言うと梅の方に惹かれます。桜は華やかで春の暖かさを満喫させてくれますが、梅は早春のまだ冷たい空気の中で凛とした風情を見せてくれるのが好きです。、木の様子や、花の着き方の違いもあるのかも知れません。 

 梅には純白のものや白に少し紅が差したもの、紅いものなど様々ですが、私は白梅が一番好きです。

    

 

 紅梅にもさまざまありますが、どれも温かみがあって、今日の雛祭にも桃の代わりに飾ってもよいと思います。

 

 

 

 

 

 この木は大きくて、毎年たくさんの実をつけます。花は白に少し紅をさしています。

 

 

 来週あたりから暖かくなるそうで、このあたりは月末に桜が咲き始めるようです。本格的な春は真近かです。

 

 

 

 

 


平均寿命

2013-03-01 17:14:11 | 身辺雑記

 厚生労働省は、2010年の都道府県別平均寿命を発表しました。それによると長野県が男性80.88歳、女性が87.18歳でともに第1位でした。男女ともに最下位は青森県で男性77.28歳、女性85.34歳でともに最下位でした。全国平均は男性79.55歳、女性は86.30歳でした。長野県も青森県も私からすれば寒い地方ですが、気候は寿命に影響するのかはよく分かりません。

 青森県は40代など比較的若い年代での死亡率が高いことも平均寿命を引き下げていると言われているようです。死因別の死亡率では、「がん」「心筋梗塞などの心疾患」「脳卒中など脳血管疾患」の3大死因が目立ち、男性が56.51%で全国3位、女性も全国5位だったそうです。このほかの死因では、自殺が男性3.19%(全国3位)、女性1.16%(同8位)。糖尿病が男性1.29%(同4位)、女性1.30%(同10位)の高さでした。

 県は、喫煙や飲酒などの生活習慣が早死につながっているとみているようです。県や厚労省の調査によると、青森県の喫煙率(2010年)は男性が全国平均を3.9%上回る36.1%の全国トップだそうですが、やはり喫煙はいけませんね。飲酒習慣者率(同)は男性が40.4%で全国平均を5%上回る全国1位。さらに、高肥満者率や食塩摂取量、歩行数なども全国平均よりも悪い数値を示しているそうです。

一方長野県では病気に苦しむことなく、元気に長生きし、病まずにコロリと死のうという意味のピンピンコロリ(略してPPK)運動の発祥地(下伊那郡高森町)でもあって、長野県はこの運動の普及に力を入れているとのことです。こういうことが長野県と青森県の違いになって表れているのかとも思われます。

 私が住む兵庫県は全国で男性は24位の79.59歳で全国平均とほぼ同じですが、兵庫県は大県で、南側は神戸市や阪神間など大都会があり、中部や北部は山間部が多くて人口も少ない所ですから、県内でも平均寿命にはばらつきがあるのではないかと思います。私はこの7月で80歳になりますから、私の年齢はだいたい全国並み、兵庫県並みのようです。あとどれくらい生きられるかは分かりませんが、まあ長野県くらいはとも考えます。後少しですね。ある知人は100歳までは生きるなどと言ってくれますが、お世辞にしてもそんなことは不要だと思っています。高齢になったらどんな生き方をしているかが問題ですし、何よりも、もし息子達が先立ったら、こんなつらいことはありません。まあ欲を出さずに天命を待つということにしておきたいと思います。

 

 

 

 

 


巨大金魚

2013-03-01 13:41:48 | 海外あれこれ

 米国カリフォルニア州に世界屈指の透明度を誇るタホ湖という湖があるそうですが、この湖に巨大な金魚が繁殖し、専門家は生態系を乱す恐れや、排せつ物による汚染を心配しているという記事を見ました。

 見つかった金魚は大きいもので重さ約1.8キロ、体長は45センチにもなるとのことです。

   

 現地の環境研究センターの広報担当者は、「金魚が在来種と生存競争していることが、問題の大きな部分を占めている」と語ったそうです。この研究センターでは大学などの研究者が2006年からこの湖の金魚問題を調査し、2011年には、金魚を含む外来種を駆除するプロジェクトを開始し、ボートから垂らした金属ワイヤから電流を流し、浮いてきた魚から在来種だけを選別して湖に戻すなどの取り組みを進めてきています。 

 タホ湖の巨大金魚の多くは、もともとはペットとして飼われていたものが捨てられ、繁殖したものとみられているようです。金魚はもともとは鮒の変種ですから、適当な野外環境があれば巨大にもなるでしょう。繁殖して巨大化すれば、大量に食べるので排泄物も多く、水中で藻の成長を促進すると言われています。

 タホ湖は世界で10番目に深く、透明度も約20メートルと世界有数だそうですが、1960年代にはじめて計測されたときは30メートルあったようです。外来生物の害は日本でも言われていますが、それがペット由来のものであれば、飼い主は心すべきことでしょう。飼えなくなったから捨てるというのは慎まなければなりません。