
文春文庫の「日本は悪くない」です。
「米リーマン・ブラザーズ破綻に端を発する世界金融危機。その本質はどこにあるのか。日本の取るべき道は? その答えを探るのに格好のテキストこそ、21年前、戦後を代表するエコノミスト・下村治が上梓(じょうし)した本書です。「アメリカ経済はまったくの消費経済になった」「株信仰がつくる株高現象はいつか崩れる」――実体のない金融ゲームにうつつを抜かしてきた挙げ句、恐慌の淵で脅えている我々は、今こそ下村の遺した声に真摯に耳を傾ける必要があります。神谷(みたに)秀樹氏による序文、水木楊氏による解説を加えて緊急出版!」とのことです。