ちくま新書の「こころの情報学」です。
「情報が心を、心が情報を創る! オートポイエーシス、動物行動学、人工知能、現象学、言語学などの広範囲な知を横断しながら、まったく新しい心の見方を提示する。」とのことです。
文春文庫の「超・格差社会アメリカの真実」です。
「サブプライム問題に端を発する世界経済危機の本質には、アメリカの抱える社会構造の矛盾があります。つまり、富の60%を国民のわずか5%が独占し、30%が貧困家庭である現実です。筆者はまだ雇均法のない時代に東大を卒業し、高卒5年目扱いで旧長銀に入行、退職後にスタンフォードMBAを取得し、日本人初の女性証券アナリストになって以来30年近くアメリカ社会を分析し続けました。刊行時に話題になった単行本に、オバマ大統領誕生までを加筆した本書を読めば、アメリカ社会の現在がわかるとともに、これが明日の日本の姿であることに戦慄(おのの)くでしょう。」とのことです。
ちくま新書の「住まいに居場所がありますか?」です。
「居場所がない夫、「私」の部屋が欲しい妻、個室にこもる子ども。日本の住まいが備えていた融和的な空間活用を継承しつつ、現代家族に相応しい間取りの工夫を提案する。」とのことです。
光文社新書の「「生きづらさ」について」です。
「いま多くの人が「生きづらさ」を感じています。1998年以降、自殺者数は毎年3万人を超え、毎日のように練炭自殺や硫化水素自殺のニュースが報じられています。鬱病など、心を病む人も増える一方です。これらの現象は、現代社会に特有の「生きづらさ」とは無縁ではありません。その背景には、もちろん経済のグローバル化に伴う労働市場の流動化が生んだ、使い捨て労働や貧困、格差の問題もあるでしょう。他方で、そういう経済的な問題とは直接関係のない「純粋な生きづらさ」もあるでしょう。本書では、さまざまな生きづらさの原因を解きほぐしながら、それを生き延びていくためのヒントを探っていきます。」とのことです。
ソフトバンク新書の「生涯現役社会のつくり方」です。
「どん底の過疎の町を蘇生した奇跡の「処方箋」
“好期”高齢者の社会を実現する具体的解決策を提示!
朝起きてもやることがない。
だから顔見知りが集う病院に行く。
すると病院が「談話室」と化す。
これが医療費増大の一面である。
こうした負の循環を断つには、高齢者が自ら稼ぐ「産業福祉」の仕組みづくりが必要だ。 高齢者の生きがいになる仕事があれば、健康を維持しつつ収入も得られる。
すると納税者となり、医療費は減少。「老後」は「明るい将来」となる。
人口の約半分が高齢者の町で「葉っぱビジネス」を興し、「好期」高齢者の社会を実現した著者が、二十数年かけて培った生涯現役社会のつくり方を全公開する。」とのことです。
文春文庫の「犬も平気でうそをつく?」です。
「『デキのいい犬、わるい犬』『犬語の話し方』などで、犬の知能や気持ちを分かりやすく解説するコレン先生は、ヒトの心理学者+イヌの訓練士。その最新刊が出ます。
食事をおいしく食べさせる方法、問題行動をやめさせる方法、褒美に食べ物を与えるのは悪いことか、老犬との付き合い方、色を見分けるか、痛みを感じないか、地震を予知するか、そして、人をだませるか……犬にまつわる「?」にすべて答えます。犬の持つ能力を正しく理解して、愛犬に最適のしつけ方を見つけよう。」とのことです。
文春文庫の「新平等社会」です。
「日本における格差の拡大は一体どこまで進んでいるのか? ベストセラー『パラサイト・シングルの時代』『希望格差社会』の著者が、ワーキング・プア化する若者、「中流」の崩壊と貧困母子家庭の急増、貧困高齢者の「底抜け」など具体例を挙げつつ、その処方箋を示す。混迷する現代社会に希望を与える刮目(かつもく)の書。」とのことです。
角川ワンテーマ21の「テロリズムの罠 右巻」です。
「新自由主義イデオロギーが駆動するグローバル資本主義のもと、帝国主義化するアメリカ、ロシアなど大国の動向を探り、資本主義敗者の不安と閉塞感が排外主義とファシズムに吸収される現下世界情勢の危機を警告する。」とのことです。