光文社新書の「就活のバカヤロー」です。
「就職活動(通称「就活」)をテーマに、企業の人事部や大学の教職員、就活中の大学生らに徹底取材したあと、腹の底から出てきたのがこのひと言だ。「私は納豆のようにねばり強い人間です」と、決まり文句を連呼する〝納豆学生〟、「企業は教育の邪魔をするな」と叫ぶわりに、就職実績をやたらと気にする〝崖っぷち大学〟、営業のことを「コンサルティング営業」と言い換えてまで人材を獲得しようとする〝ブラック企業〟――「企業と社会の未来をつくる行為」「学生個々人が未来に向けて大きな一歩を踏み出す行為」であったはずの就職活動は、いまや騙し合い、憎しみ合いの様相を呈し、嫌悪感と倦怠感が渦巻く茶番劇に成り下がった。さて、いったい誰が悪いのか? 就活の悲哀と欺瞞を徹底リポート。」とのことです。
新潮文庫の「無所属の時間で生きる」です。
「どこにも関係のない、どこにも属さない一人の人間としての時間──それは、人間を人間としてよみがえらせ、より大きく育て上げる時間となるだろう。「無所属の時間」を過ごすことで、どう生き直すかを問い続ける著者。その厳しい批評眼と暖かい人生観は、さりげない日常の一つ一つの出来事にまで注がれている。人と社会を見つめてきた作家の思いと言葉が凝縮された心に迫る随筆集。」とのことです。
新潮新書の「将軍様の錬金術」です。
「現代の脅威・北朝鮮はどこから資金を得ているのか? 万景峰号による現金送致、「祖国望郷」を利用した帰還運動、パチンコ事業からの莫大な献金、バブルに乗じた杜撰な不動産乱脈投機、一枚一億円という巨額債券の発行……金日成・正日からの指令を受け、日本から平壌への献金を司っていたのが、朝銀信用組合と朝鮮総連だった。北朝鮮への献金のカラクリをすべて明らかにし、その誕生から没落までを描く「戦後裏面史」。」とのことです。
NHK生活人新書の「雇用大崩壊」です。
「戦後最悪の経済不況が世界を覆うなか、対応が後手にまわる日本。もはや金融崩壊どころではない。雇用の大崩壊が目前に迫っている。失業率が10%を超えた時、いったい日本はどうなってしまうのか。気鋭の経済学者が、働く人々の不安と希望の喪失という現状を描き出し、解消の道を探る緊急提言の書。」とのことです。
光文社文庫の「「どこへも行かない」旅」です。
「日本人の観光は少しせわしすぎる、という著者が「観光しない観光」を提案。目指すのは、どこへも行かない旅、何もしない旅。人影のない山道に分け入って手付かずの自然の美景に出会ったり、人知れず佇む老建物を裏手に回って観察したり。日本と英国での経験を元にリンボウ先生が実践的な旅を旅情たっぷりに指南。文庫版だけの「リンボウ流 旅の流儀」も巻末に。」とのことです。
ちくま文庫の「不良定年」です。
「定年を迎えた者たちよ。まずは自分がすでに不良品であることを自覚せよ。とはいえ、ポンコツの粗大ゴミではない。老人よ。不良精神を抱け。「不良定年」は自分のルールを持たなければならない。その百カ条を本書に掲げる。それを実践せよ―わが道を生きる不良定年・嵐山光三郎がぶんぶんうなる。肩の力が抜け、生きていてよかった、とむらむら元気がわいてくる本。」とのことです。
文春文庫の「僕の散財日記」です。
「買い物が教えてくれる世界。それはお金を払った人間だけが知ることの出来る魔界の迷路のようなものだ――。ナイキのシューズ、ホンダのモンキー、エルメスのハンドタオル、ガーデニング用チェアetc.。衝動買いから、こだわりの車選び、そして記念日の贈り物まで、中年男子の生活と考察が赤裸々に描かれた希少な1冊。」とのことです。
文春新書の「日本経済の勝ち方 太陽エネルギー革命」です。
「一説にはアメリカは500兆円もの不良債権を抱えているといわれる。未曾有の経済危機の中で、短期的な処方箋を描いてみたところで日本は立ち直れるはずがない。そこで思い切って考えるモノサシを100年単位に換えて、日本の産業構造を大転換させるためのシナリオを考えてみた。18世紀から続いた産業革命は「環境」と「資源枯渇」の両面から賞味期限が来たことは明らかである。ならば我々は何をすべきか。東大の村沢教授はその答えが「電気自動車」と「ソーラー発電」だと断言する。この分野では日本は圧倒的に強い。この再生ビジョンに従って行動を起こせば、日本経済は再び勝つことができるのだ。」とのことです。