光文社新書の「人が壊れてゆく職場」です。
「私は、労働者の側に立って労働事件を取り扱う弁護士として、数多くの「人が壊れてゆく職場」の実態を見聞してきた。「人が壊れてゆく職場」とは、法の定める権利が無視されている職場であると同時に、労働者の生活ばかりか人格をも大切にせず、これらを蹂躙する職場をイメージして使っている。(「はじめに」より)
現代の労働者の困窮は、働く権利の問題だけではなく、「貧困」という生活全体の困窮の問題に広がり始めている。本書は、実際に起きた事件から、「法令を守らない使用者」と「立場の弱い労働者」にスポットを当て、格差、ワーキング・プア、貧困問題に風穴をあける取り組みを紹介する。」とのことです。