定年後の暮らし(晴れたら自転車通勤から改題)

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読書も趣味で、読んだ本を紹介しています。

「戦後」を点検する

2010年12月04日 | Book

講談社現代新書の「「戦後」を点検する」です。
「本書は 2008年8月に刊行され好評を博した『「昭和」を点検する』の姉妹編です。前著が昭和20年までの「戦前昭和」を扱ったのに対し、本書では昭和50年(1975年)までの「戦後昭和」を対象とします。
 いったいどこまでが「戦後」なのか、むろん今も「戦後」であると言われれば、なるほどそのとおりではありますが、すでに65年、これだけの時の流れをどう評価し、区切るのか。それだけでも議論はつきないでしょう。
 今回も「事件」「人物」ではなく、いくつかのキーワードによって歴史を截っていきます。「~帰り、~あがり、~崩れ」「「一から出直し」神武以来」「米帝と中共」などなど。対論するうちに私たちが求めたのもの、忘れようとしたことが浮き彫りになり、「戦後」の明るさと、その後ろに貼り付いたある種の無責任さがあぶり出されてきます。まさに「かがみ」としての歴史をやさしく説く一冊になります。」とのことです。