角川文庫の「双生の荒鷲」です。
「老作家と妻は、旅行中嵐に遭い、イギリスの小さな漁村に避難した。宿の老主人は、妻の持っていた飛行服姿のテディベアを見て心底驚く。そして懐かしげにゆっくりと昔を語り始めた…。第二次大戦時、そのテディベアは英空軍で活躍したハリー・ケルソーという希代の天才飛行士と共に空を飛んでいたという。しかし、その名は国家機密保護法によって、ずっと秘されていたというのだ。さらに驚くことに、ハリーには敵国ドイツ空軍で活躍したマックスという双子の兄がいたらしいのだが…。敵味方に分かれて大空を翔けた二人の試練と悲劇―運命を超えた兄弟の絆を描く、ヒギンズ大復活の本格航空冒険小説。」とのことです。