ご無沙汰でした!
ここのところWalkingと長編小説にはまってしまい、書く事は頭を掻く程度になっていました。
中でも宮部みゆきさん、宮城谷昌光さん、三浦しをんさん、村上春樹さんの小説を手当たり次第に読みました。これらの作家の苗字の頭文字は偶然Mなのです。本はネットでリクエストして、図書館のものを借りて読んでいます。
もう、本などを購入して物を増やす事は極力避けています。 私の住んでいる市も平成の大合併で、図書館も広域利用になったのだと思いますが、ベストセラーは8冊の在庫があります。ですから、よっぽどの新刊本でなければリクエストして数日で読むことが出来ます。
宮部さんの本は「火車、理由、模倣犯、ぼんくら、日暮し、あんじゅう、おそろし、孤宿の人」などです。「おまえさん」も読みたいのですが、こちらはリクエストが多く、4月の上旬に予約しましたが、まだ15位ですから暫く先になるでしょう。先週の月曜日からテレビドラマで宮部さんの4夜シリーズが始まりましたね。第1回は「理由」良かったですね。2回目はスナーク狩り、釣り好きの小生にはこれも良かった。残り2回も楽しみです。
宮城谷さんは「新三河物語」大久保彦左衛門がメインなのですが、少し登場人物の解説が多過ぎて、老人には骨でした。個人的には中国物の方が好きですね。
村上春樹さんは「海辺のカフカ、ねじまき鳥クロニクル(読みかけ)」ですが、海辺のカフカは15歳の少年の恋物語と記憶喪失の老人と青年の旅物語が同時並行で進み、最後に溶け合って悲劇的(?)な結末を迎えます。1Q84の青豆と天吾の同時並行物語と同じ技法なのかもしれません。この小説が蜷川幸雄さんの演出で舞台化されました。彩の国さいたま芸術劇場では5月20日まで、大阪では6月21日から24日までシアターBRAVAで上演されます。 たまたま、明日は34回目のアニバーサリーなので、頭文字Mの家内と足を運んできます。さてどんな舞台になるのでしょうか?
三浦しをんさんは「舟を編む」で本屋大賞を受賞されましたが、「風が強く吹いている」で出会った作家です。最近読んだ本は「小暮荘物語」様々な人間模様の恋愛短編集ですが、この本でシンプリーヘブンという薔薇を初めて知りました。
「舟を編む」は人気が高く、小生の順位は現在105位なので今年中に読めるかどうかというところでしょうか。
少し長編に疲れたので短編のエッセイ集「三四郎はそれから門を出た」を今日借りてきました。タイトルがユニークだったので借りたのですが、開けてビックリ。第一話は「海辺のカフカ」の書評でした。
最後に頭文字Mでない五木寛之さんの本も読みました。親鸞(激動編)です。越後に流人として流された親鸞のその後を描いています。東京新聞などに連載された親鸞の後編です。懐かしい登場人物が再登場するので、一気に読んでしまいました。
これから夏に向かい緑陰の読書は至福の時です。
写真は6月の上高地徳沢です。