去年はひとつも実を付けなかったムベですが、今年は小さい実が二つだけ付いています。
ご存知のようにムベはアケビの仲間ですが、冬になっても落葉はしません。またその実も口を開けることはありません。
「宜なるかな」という言葉もあります。
意味は 「 いかにもっともなことであるな」ですが、この由来はよく知られていません。
ネットの受け売りですが、
昔、天智天皇が滋賀県の近江八幡市の方へ行幸された時、8人の男子を持つ老夫婦に長寿の秘訣を尋ねたところ、この地で秋に採れるこの果実を食するからだと答えたそうです。それに対して天智天皇が「むべなるかな」と云われたのが始まりとされています。「斯くの如き霊果は例年貢進せよ」と命じたとか。
近江八幡市では、かなり最近まで、ムベを皇室に献上していたそうです。
さて、我家のムベも秋に色づくまで、落果せずに残ってくれるでしょうか?
日よけにしている木通にも実がついていましたので、こちらの写真もアップしておきます。