熊谷三郎徒然日記(gooブログ版)

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妻沼聖天山と荻野吟子記念館

2011-09-29 08:35:35 | 日記
 今日のWalkingは妻沼聖天山と荻野吟子記念館です。ナビで確認すると片道6.7km1時間20分でした。ここを歩いてみようと思ったのは「くまがやを学ぶ講座」の舞台だからです。

 その講座の第1回目を、9月26日(月)14:00~から熊谷市妻沼中央公民館で受講してきました。20名の募集に対して28名の応募でしたが、主催者側のはからいで全員受講出来ることになりました。この講座を受講しようと思ったきっかけは、先輩の父上のお葬式に参列した時に、熊谷次郎直実の「逆馬」の話が出ました。小生はこの古事を知りませんでした。生まれが秩父なので熊谷の古事来歴については疎く、積極的に知ろうという姿勢に欠けていました。そこに今回の講座の募集が市報に載ったので、早速申し込みました。今回の講座は「妻沼聖天山と斎藤別当実盛公」について学ぶものです。

 妻沼聖天山には良く行きますが、その目的は聖天寿司でした。1パック430円で大きないなり寿司が3個とのり巻きが4個入っています。3軒のお店で作っていますが、お値段も中身もほぼ同じです。話より実物を見る方が早いので、写真をご覧下さい。


今日は境内にある聖天寿司さんが売り切れでしたので、写真は小林寿司さんのお寿司です。

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 「くまがやを学ぶ講座」は全6回で第1回目の講師は鈴木英全先生、妻沼聖天山のご住職でした。主に斎藤別当実盛公の生涯について講義していただきました。詳しい内容は改めて掲載させていただきます。


 話をWalkingに戻します。往復約14kmになりますが、土手の上のサイクリングロードを歩かせていただきました。秋風が心地良く吹きぬける快適なWalkingです。土手の下は妻沼ゴルフ場があり数組の方がプレーしていました。ゴルフ場を過ぎるとグライダーの滑空場が見えてきます。

 ここで話がまた脱線します。

 小生はグライダーは車が引っ張って飛ばすのだと思っていました。ところが離陸するところを見ても、車が引っ張っているようには見えません。

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遥か彼方にドラムを積んだ車が見えます。そうなんです。ウィンチでワイヤーを引っ張っているのです。

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 暫くグライダーの飛行を見て一休みしました。もうここからは荻野吟子資料館はすぐ近くです。

 渡辺淳一さんの小説「花埋み」でも有名な日本の女医第1号「荻野吟子女史」は熊谷市俵瀬(旧妻沼町)に1851年(嘉永4年)に生まれました。幼少の頃から才媛だった彼女は大名主と結婚しますが、夫から性病をうつされ離婚。その治療を受けた屈辱感から女医になる一大決心をします。その後、国を動かし見事医術開業試験に合格「日本公許登録女医第1号」になり、東京の本郷に開業します。その後、キリスト教の洗礼を受け、再婚した夫と理想郷建設を目指して北海道に渡ります。夫の没後また東京に戻り、本所に開業、大正2年63歳で永眠。

 この時代に女性が医師になり開業するなどという事は、男達からはとても考えられなかったことだったのでしょう。それをやってのけた女史を育てた荻野家の皆さんにも頭が下がります。

 写真は荻野家の長屋門を模した荻野吟子記念館です。

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 余談ですが、荻野家の当主荻野愛三郎が寄贈した唐獅子が、妻沼聖天山の貴惣門に遺されています。これはボランティア阿うんの会の方から教えていただきました。

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 この貴惣門の向かって左脇の上部に掲示されています。

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 今日のWalkingは約15km所要時間は3時間でした。

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