ラジオ深夜便で俳人 富田潮児さんのインタビューを聴きました。富田さんは明治43年生まれで、今年数えで100歳になります。私の父も同じ明治43年生まれでしたから同世代なんですね。父は「牛歩」という俳号で水原秋櫻子の「馬酔木」に投句していました。
たまたま全盲のピアニスト辻井伸行さんがコンクールで優勝された日と重なりましたが、富田さんも若くして失明しています。目の他に耳もちょっと不自由なようですが、毎日10句以上も詠んでいるそうです。まさに怪物です。
俳誌「若竹」を設立されたのは失明して間もない昭和3年で、間もなく1000号を迎えるとのこと。
番組の中で紹介された句の幾つかを書いておきます。
怪物といふ名をもらひ生身魂
ステッキはオランダものよ白靴も
老鴬の今朝も来ており守石荘
ラジオ収録つかの間に済み夕薄暑
いまわまで筆を離さず萩惜しむ
ついでに牛歩の句もひとつ
「夏蝶の睦みつダムの空へ空へ」
明日は故郷秩父で活躍されている若きピアニスト「高橋 望」さんのドビユッシィーを聴きにいきます。
たまたま全盲のピアニスト辻井伸行さんがコンクールで優勝された日と重なりましたが、富田さんも若くして失明しています。目の他に耳もちょっと不自由なようですが、毎日10句以上も詠んでいるそうです。まさに怪物です。
俳誌「若竹」を設立されたのは失明して間もない昭和3年で、間もなく1000号を迎えるとのこと。
番組の中で紹介された句の幾つかを書いておきます。
怪物といふ名をもらひ生身魂
ステッキはオランダものよ白靴も
老鴬の今朝も来ており守石荘
ラジオ収録つかの間に済み夕薄暑
いまわまで筆を離さず萩惜しむ
ついでに牛歩の句もひとつ
「夏蝶の睦みつダムの空へ空へ」
明日は故郷秩父で活躍されている若きピアニスト「高橋 望」さんのドビユッシィーを聴きにいきます。