見沼秋フェスinさぎ山
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未来遺産・見沼たんぼプロジェクト推進委員会主催
ドキュメント「ぬくめどり」の上映会を観てきました。
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この映画を観る前に「紀州鷹場」の講演会を
青木義脩氏(元埼玉県文化財保護審査会委員)によって
解説していただきました。
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さいたま市(岩槻は除く)上尾市、川口市越谷市は
江戸時代に幕府から紀州徳川家にくだされた「紀州鷹場」と
して定められていました。
「鷹狩」は遊戯とスポーツ位にしか思っていなかったけれど、
敵地の見張り、民意を把握などをしていました。
鷹狩の獲物となる野鳥はたんぼを餌場にし、
田んぼにはどじょう カエル ザリガニ 等がいました。
豊かなたんぼがあっての鷹狩でした。
鷹狩の主役 鷹
「ぬくめどり」とは どういう意味なのでしょうか?
上映されると 一番先にその疑問を解く文字が出てきました。
ある冬の寒い夜、鷹が小鳥を捕え
小鳥は一晩中、鷹の足をあたためます。
翌朝、鷹はその小鳥を放します。
しかし、鷹は、その小鳥が飛び去った方向へ
その日は決して狩りに行かないといいます
ジ~ンときますねー。
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1600年もの長い年月を今も継承させている鷹匠。
最近では女性の鷹匠もいますが、若い女性が鷹匠を
目指して日夜訓練している様子が映し出されて
頑張っている様子に応援したくなります。
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映画を観なければ分からなかった鷹と鷹匠の絆
ペットではなく 師弟? 家族?
鷹は本当に従順でけなげでした。
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日本の文化 大事にしたいですね。
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助けているのかも知れないですね。
鳥にも“感謝”とか“恩”の心があると気付かされました。
人間として恥ずかしくない行動を
取らないと。
鷹も恩を感じてそのあとは捕えない、
それが「ぬくめどり」なんですね。
そんな関係があるなんて鳥の世界の掟でしょうか・・・
ひとつ勉強になりました。
ありがとう