ホテルからの写真ですが、新しくホテルが出来ると廻りには
家が建ち、モスクも建ちます。
それ程、モスクは住民に密着しているのですね。
土地が広いのに何故高層にするのか?
それは、都会になる程土地代が高いからです。
日本と変わらないです。
次の2枚の写真で、きっと気付いた事があるでしょう
そうです。
低い家の上も、高いビルの上も何やらゴチャゴチャしています。
これは煙突です。
エッ???って思いますよね。
トルコは寒い時にはマイナスになるので、セントラル
ヒーティングが故障した時に薪ストーブ等が使えるように、
必ず煙突を付けなくてはならないという国の命令なのです。
又殆んどの家の屋根の上にソーラー温水器や、貯湯装置が
あって、先を読む力のある国だと感心します。
ホテルの入口の回転ドアにメブラーナ教の踊りが。
メブラーナ教は、地球を含める宇宙は丸く永遠の時間を表して
クルクル回るほどにスカートは丸く広がり神と一体化すると
いうので、目が回らないのかと思う程、力を抜いていつまでも
回る宗教です。
又、教えも素晴らしいです。
メブラーナ7つの教え
① 恵みと助けは流れのように与えよ
② 情けと哀れみは太陽のように与えよ
③ 他人の欠点は夜のように隠せ
④ 怒りといらだちは死のようにあれ
⑤ 謙遜と謙虚さは土のようにあれ
⑥ 寛容は海のようにあれ
⑦ あるがままに見せるか、見かけの如く振舞え
クルクル回りながら、この教えを念じているのでしょう
弾圧があっても信仰する人が後をたたないのが分かります。
メブラーナ博物館
メブラーナ教の修行の場だったのですが、今は博物館に
なっています。
靴にビニールのカバーを被せて、中を見学できるのですが
写真を撮る事は禁止されています。
一緒に行ったお嬢さんたち スカーフを被って
見学していました。
一瞬でも信者になって、大らかな人間になった・・・!?
緑の屋根のしたにメブラーナや僧侶の棺が置かれています。
年に一度だけコンヤのスタジアムで踊り(セマ)の儀式を
見る事が出来るが、無形文化財になっています。
NHKの世界遺産でも取り上げられたメブラーナ教
トルコと言えばメブラーナ教と言う人さへいる位
有名なのです。
無宗教者の多い日本ですが、それぞれの宗教には
学ぶ点が多いですね。
信者にならなくても、良い所は受け入れたいです。
追記)
最初の写真は回転ドアに踊っている信者の写真が
プリントしてあって、そこを通る人を包み込むように
回っていました。
コメントで説明不足に気が付きました。
あんみつさん ありがとうございました m(__)m
ホテルのレストラン入口のアーチです。
ラマダン月(断食月)だけ飾られる物でアーチは
糸で織ってあり、中央は刺繍がされて、とっても
素適でした。
ラマダン月には、日が出てから沈むまで水も
飲まず食事もしないのに、我々は御馳走が
頂けて申し訳ないようです。
全員が断食をする訳ではなく、病人・妊婦・
赤ちゃんなど考慮されているので心配は
ないそうです。
ラマダンは、食べられない人の気持ちに
なるようにと、貧しい人や弱者を思いやる心を
育てるイスラム教の修行と言う事です。
見習う点が多いですね。
前にも載せたトルコ名産、ラク酒を詳しく説明したいと思います。
干しぶどうから作り、アニス(八角)で香り付けしてあります。
写真でも分かりますが無色透明で、水や氷を入れると白くなるので
ライオンのミルクと言われています。
アルコール度 45度
1杯飲むと・・・・赤ちゃんになる
2杯飲むと・・・・大人になる
3杯飲むと・・・・・・・・
・・虎になる っと言われています
虎になるのは東西を問いませんね。
厚めの素朴な地肌に鮮やかな色彩
見ているだけで心が安らぎます。
一枚一枚丁寧に手描きされたのはトルコの
伝統工芸で、とっても素適です。
トルコ発祥の花 バラ、チューリップ、カーネーションは
陶磁器や絨毯など、何百年と続いている物に多く描かれて
いますが、新しい図案なども取り入れて幅を広げています。
有田焼や九谷焼を思い出させる絵付けは興味を
そそられますが、この技術は建物や織物その他の物にも
生かされているように思いました。
エフェソクス遺跡にある世界初の広告です。
左足と女性の顔 ハートが彫られた大理石の敷石
大勢の人に踏まれて女性の顔は見えなくなっているけど
「足の向く方向にお金を持って行くと、綺麗な女性が
もてなしてくれます」という娼婦の館への広告で
当時は金額も彫ってあったと言います。
主な客は長い航海の末にエフェソスに上陸した海の男で
道しるべの足型は港とは反対の方向に向けられ、長い坂を
広告の足型を頼りに娼館へと上ったと言う。
港に女あり とは歌のようだが、皇帝トラヤヌスが公衆トイレ、
浴場と一緒にプランを立て7世紀頃まで使われました。
近くには、神殿 図書館 などもあり、排水路は人間が入れる位の
太い下水道で、今で言う本管に匹敵します。
日本では弥生時代の頃と考えると当時の技術の高さに
感心するばかりです。
トルコで見かけた珍しい植物です。
ナツメヤシ
乾燥した実は甘くお土産としても売っています。
身長位の高さで黄色く大きな花に赤いヒゲ?オシベ?が綺麗
火炎樹(マメ科)
咲き終わった花がクルリと、丸まったマメのようになっています。
赤いカエンボクもあります。
この火炎樹はホテルに咲いていて、かなり大きな木でしたが
トルコの人は植物にはあんまり関心がないのか花の名前を
聞いても分かる人がいなくて、結局仕事で東南アジアに
グリーンベルトを作ったと言う 一緒に行った日本人から
聞いて初めて分かりました。
日本人も色々な国で、良い仕事をしていると再認識を
した旅行でもありました。
帰国後 調べたら世界三大花木の一つ と分かりました。
世界三大花木は、、、
ジャカランダ 火炎樹(カエンボク)鳳凰木(ホウオウボク)
トルコの伝統舞踊 ベリーダンスです。
オスマン帝国の宮殿にあるハレムで踊られていたそうで
夜、ホテルのプール脇のカフェで、ギター演奏に合わせて
踊っていました。
音楽を聴きながらチャイを頂いていたら、舞台から
踊りながら降りてテーブルを回ると ダンサーの胸元には・・・
オプションでベリーダンスショウがあったけど、私は
行きませんでした。
行った人の話では“良かったよー”
オジサン達はニコニコしていました。
“上を向いて歩こう”のギター演奏に日本語で
歌ってくれたのにはビックリしました。
嬉しくて?懐かしくて?合わせて一緒に歌いました。
遠い国で日本の歌を聴くのは感動します。
シルクロードの隊商が泊まる宿でした。
サライは宮殿とも言われています。
立派な門構えです。
柱の模様
壁の模様
昔はラクダや、馬、ロバなどが列を成して
出入りしたのでしょう。
想像できます。
シルクロードを、色々な物が行き来したようです。
特に、中国からのシルクは、その1/4は服になり
3/4は絨毯に加工されたそうです。
現在トルコでは約100個のサライがあって
移動中も何度か見かけました。
修復している所もあって終了したら観光スポットに
するという話です。
観光に力を入れているのが分かりますね。
逞しいです。
グランバザールに向かう途中で突然大きな建物が出現
これはナニ???
動いているバスの中から慌ててシャッターを切った。
バイクがその下を通過しようとしているので大きさが分かります。
これはヴァレンス水道橋で4世紀に作られ地下宮殿に水を
送っていたという事ですが、その頃の日本はまだ弥生時代が
終わって古墳時代になった頃ですって・・・。
そんな時代に、もうこんな立派な物が建てられる技術が
あったなんて驚きです。