京恋し

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イタリア旅行―フィレンツェ

2010-10-29 22:39:54 | 
花の女神「フローラ」がその名の語源というフィレンツェ。

 
 フィレンツェの街の中を流れるアルノ川にかかる観光名所、ポンテ・ベッキオ。
 ポンテは橋、ベッキオは古いという意味。1345年に完成した、フィレンツェで
 最も古い橋です。 

 
 三連のアーチの橋の上に家が乗っています。家は金銀細工の店がほとんど。
 初めは肉屋やなめし皮職人の店があったそうですが、悪臭や川の汚染を嫌って
 橋から追われたということでした。

 
 橋の中央部には家がなく川の景観を臨むことができます。

 
 家のその上に連なる建物は「ヴァザーリの回廊」と呼ばれる廊下で、北側の
 ヴェッキオ宮殿からウフィツィ美術館を通り、南のピッティ宮殿を結んでいます。
 右手の赤い屋根がウフィツィ美術館と繋がっています。

 
 そのウフィツィ美術館がこれ。もともとは16世紀に君臨したコジモⅠ世が
 ベッキオ宮殿が手狭になったので政務室として立てたもの。それでオフィスと
 いう意味のウフィツィが美術館の名になりました。
 
 
 これがウフィツィ美術館の近くにあるシニョーリア広場に立っているコジモⅠ世。
 ガイドさん曰く「仲代達矢」に似ているでしょ!」

 
 いよいよフィレンツェのシンボル、サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会へ。
 豪華なファサード(正面)と赤いクーポラ(丸屋根)がおなじみのドゥオモ(大聖堂)。
  
       
       ジョットの鐘楼。鐘楼の左下のちょっとだけ見えている
       白い屋根が、フィレンツェで最も古い建物であるサン・
       ジョバンニ洗礼堂。初めはこちらが大聖堂でした。

 
 洗礼堂の丸天井。モザイク画で旧約聖書の物語が描かれています。

       
       こちらがファザード。ここは19世紀になって造られました。

 
 ミケランジェロの丘に登って眺めたサンタ・マリア・デル・フィオーレ教会。
 赤いクーポラ、ど~んと目だって、さすがシンボルです。

 
 ポンテ・ベッキオもよく見えます。
 ベッキオ橋に続いて見える橋はサントリニタ橋、ドイツ軍に爆破されたあと、
 川から破片を拾い集めて再建されたのだそうです。