京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

夜顔

2011-08-24 21:59:02 | 季節のことば
高貴で幻想的な花、夜に咲くのが勿体無い風情ある花です。

        
        ヨルガオ:ヒルガオ科(なんか可笑しい)熱帯アメリカ原産
        朝に咲く朝顔、昼間咲いている昼顔、夕方から咲く夕顔、そして
        真夏は夜8時頃から咲くまさに夜顔、単純に咲く時間帯で名づけ
        られているんですね。

             
             夕方がいくらか涼しくなり始めると夜顔も夕方から
             開き始めます。この頃は午後4時ごろから咲くので
             写真が撮りやすくなりました。

        
        ほのかな甘い香りがします。この香りが、夜行性の蛾を誘って受粉
        をしてもらいます。

             
             上等のシルクのような花弁、夜の闇に薄明かりのような
             光沢、夜の明ける頃にはしぼんでしまいます。
             

        
        昨今のガーデニングブームで「夕顔」の名で流通している場合もある
        とか。蔓がよく伸びるのでグリーンカーテンに最適なのだそうです。

        と、言うわけで、8月23日、朝日新聞の天声人語。

        … 先週土曜日の小欄で、この一句を痛く思い出す取り違えをした。
          育てている花を夕顔と書いたのは、正しくは夜顔でした。不明を
          恥じつつ、おわびします。

        土曜日の天声人語を読んだとき、おかしいなあ、とは感じましたが…
        ちなみに、夕顔の花はウリ科ですから、南瓜の花を白くした感じ。
        夜顔の花の方がずっと美人です。夕顔という名には夜顔の花の方が
        ふさわしい。って、ややこしい