「ニセコ町昆布岳風力発電プロジェクト 」
―平成24年度地域主導による再生可能エネルギー導入のための
緊急支援事業委託業務―
《ニセコ町昆布岳風力発電プロジェクトは、地域主導において再生可能
エネルギーの導入を加速し地球温暖化対策に配慮した地域まちづくりの
実現に資することを目的とした環境省発注の委託業務でニセコ町の昆布岳
北西麓における風力発電の実現可能性について検討を行うものです。
業務は、特定非営利活動法人 仕事人倶楽部、株式会社 竹中土木、及び
四電エンジニアリング 株式会社の3法人が共同で実施します。》
上記はニセコ町公式ウエブサイトからのお知らせを記載しています。
2月6日西富町民センターで「ニセコ町昆布岳風力発電プロジェクト」
の第1回広聴があり参加しました。町民の参加者は10人でした。
役場から「企画環境課」の課長と職員の2名が出席し、業務関係者3名
から説明を受けました。急な公聴会で資料はなく、予備知識もないまま
参加しました。上記の記載は公聴会後、調べて掲載することにしました。
この公聴会の内容は要約しても少し長くなりますが、以下に記します。
一部聞き違いや、理解できなかった内容もあり、正確さを欠いている点も
あるかもしれませんが、その点はどぞご容赦下さい。
事業者からの説明は以下のような内容でした。
この事業は環境省が3.11以来、エネルギー政策として地熱・風力発電の
可能性を調査する目的で設けたもので、環境都市ニセコ町のPRに寄与
することから、昨年12月にエントリーしたところ採択され今回は可能性
の基礎調査を行う。業者はNPO法人仕事人倶楽部、(株)竹中土木、四電
エンジニアリングの3法人が共同実施する。
3月までに結果を報告しなければならない急な事業である。
まず可能性を調査する上で住民の意見を聞く目的で今回公聴会を開催した。
本来時間をかけて実測データーを基に調査しなければならないが期間がなく
3月までに結論を出さなければならない。
なぜニセコ町に風力発電が必要か。Co2 86%?の削減目標を掲げている。
ニセコ町は水力と風力、温泉地熱エネルギーも含め更なる再生可能
エネルギーの導入を加速させることにより、観光リゾートの経営に影響する
ことになる。
なぜ昆布岳か。
NEDOの調査で昆布岳は風が強い地域で風力発電の可能性が高い。
環境基礎調査の内容は、生態系調査、環境アセスメント:低周波音の影響、
景観的に設置場所はニセコ町、蘭越町から見えない位置に立つ。
事業が成り立つかどうか、環境省に報告する。
一機4~6億円を6機予定している。投資が成り立つかどうか。風力の機種は
いろいろあり、事業化の判断を検討し、情報公開をする。
約1時間ほどの説明の後、参加した町民からたくさんの質問がありました。
Q1この公聴会は何の目的で開かれているのか。ステップとして事前情報が
必要ではないか。今日のは公聴会になっていない。国に公聴会という報告
をしてもらいたくない。
Q2風力発電そのものについての議論がされていないのではないか。
Q3NPO法人仕事人倶楽部の方々はプロフェッショナル(専門家)の方々か。
Q4Co2の削減になるとか、プロペラが風だけで動かすかのようなイメージを
与えるのは止めて欲しい。
Q5この風力発電計画はニセコ町だけのものか。
Q6平成23年に緑の分権で調査している。何か新しいものを期待するのか。
Q7無駄金を使っていないか。
Q8アメダスは局所的なデータをもっているのか。大雑把なデータしかない。
Q9委員会はどんなメンバーか。
Q10予定地は道有林か国有林か。
Q11調べてだめならだめでやってみてはどうか。調査は良いと思う。
Q12寿都はラジオの障害が出ている。
Q13内陸の山の上で風が吹くのか(海岸線は解る)、NEDOの調査を基に
して良いのか。3月までに何の調査が出来るか。
Q14実測データーがないのに無駄にならないか。
Q15(道路から)2㎞も離れていたら除雪はどうなるのか。
定期メンテは欠かせない。冬期間毎日除雪になる。
Q16イニシャルかランニングまで、買い取り価格は。
Q17撤去費用も含めているのか。送電線については。
Q18風力発電はどのように発電されているのか説明して欲しい。
バックアップ電力が必要。
Q19林道とか環境汚染は。
Q20環境被害は。設計する上に木を伐採するのか。風向きの変化で
農地に影響しないか。
などなど30分少々の時間に詳細に渡って専門的な質問が出されました。
この質問に対する業者側の回答を簡単に要約すると
情報提供と町民の意見を聞きたい。キックオフと考えて欲しい。
15か月かけている所もあるが、ニセコ町は昨年12月に採択され、3月
に報告しなければならない。
第1回委員会が1月16日に委員7名で開催され3月8日に2回目が開催予定。
第1回目の委員会ではこの事業の趣旨説明を行い、この設立と業務の
進め方に同意を得ている。広聴会は3月15日頃に2回目が行われる予定。
あくまで可能性を探る基礎調査であって、昆布岳に風力発電を設置するか
否かは今後の調査と町民の意見の集約・理解などステップを踏んで進めて
行きたい。事業ありきではなく、これから町民の意見を聞く。
ニセコ町に風力発電が適切かどうか。既存の資料を基にこれまでにない
調査をする。データを基にシュミレーションする。
“マスコット”という機械を使う。
私はそもそも原発に代わるエネルギーをそのまま再生可能エネルギーに
置き換えようとすること自体が間違っていないかと思います。
エネルギーの大量消費を推進してきた原発エネルギー並みに再生可能
エネルギーを生産しようとすることが問題ではないでしょうか。
これまでのように原発が生み出すエネルギーと同様に多量のエネルギー
を生産・消費し発展・成長しつづける社会を追い求めるのか、3.11を教訓に
今一度私たちの“生き方”を原点に戻って考えてみることが必要ではないか
と考えます。
―平成24年度地域主導による再生可能エネルギー導入のための
緊急支援事業委託業務―
《ニセコ町昆布岳風力発電プロジェクトは、地域主導において再生可能
エネルギーの導入を加速し地球温暖化対策に配慮した地域まちづくりの
実現に資することを目的とした環境省発注の委託業務でニセコ町の昆布岳
北西麓における風力発電の実現可能性について検討を行うものです。
業務は、特定非営利活動法人 仕事人倶楽部、株式会社 竹中土木、及び
四電エンジニアリング 株式会社の3法人が共同で実施します。》
上記はニセコ町公式ウエブサイトからのお知らせを記載しています。
2月6日西富町民センターで「ニセコ町昆布岳風力発電プロジェクト」
の第1回広聴があり参加しました。町民の参加者は10人でした。
役場から「企画環境課」の課長と職員の2名が出席し、業務関係者3名
から説明を受けました。急な公聴会で資料はなく、予備知識もないまま
参加しました。上記の記載は公聴会後、調べて掲載することにしました。
この公聴会の内容は要約しても少し長くなりますが、以下に記します。
一部聞き違いや、理解できなかった内容もあり、正確さを欠いている点も
あるかもしれませんが、その点はどぞご容赦下さい。
事業者からの説明は以下のような内容でした。
この事業は環境省が3.11以来、エネルギー政策として地熱・風力発電の
可能性を調査する目的で設けたもので、環境都市ニセコ町のPRに寄与
することから、昨年12月にエントリーしたところ採択され今回は可能性
の基礎調査を行う。業者はNPO法人仕事人倶楽部、(株)竹中土木、四電
エンジニアリングの3法人が共同実施する。
3月までに結果を報告しなければならない急な事業である。
まず可能性を調査する上で住民の意見を聞く目的で今回公聴会を開催した。
本来時間をかけて実測データーを基に調査しなければならないが期間がなく
3月までに結論を出さなければならない。
なぜニセコ町に風力発電が必要か。Co2 86%?の削減目標を掲げている。
ニセコ町は水力と風力、温泉地熱エネルギーも含め更なる再生可能
エネルギーの導入を加速させることにより、観光リゾートの経営に影響する
ことになる。
なぜ昆布岳か。
NEDOの調査で昆布岳は風が強い地域で風力発電の可能性が高い。
環境基礎調査の内容は、生態系調査、環境アセスメント:低周波音の影響、
景観的に設置場所はニセコ町、蘭越町から見えない位置に立つ。
事業が成り立つかどうか、環境省に報告する。
一機4~6億円を6機予定している。投資が成り立つかどうか。風力の機種は
いろいろあり、事業化の判断を検討し、情報公開をする。
約1時間ほどの説明の後、参加した町民からたくさんの質問がありました。
Q1この公聴会は何の目的で開かれているのか。ステップとして事前情報が
必要ではないか。今日のは公聴会になっていない。国に公聴会という報告
をしてもらいたくない。
Q2風力発電そのものについての議論がされていないのではないか。
Q3NPO法人仕事人倶楽部の方々はプロフェッショナル(専門家)の方々か。
Q4Co2の削減になるとか、プロペラが風だけで動かすかのようなイメージを
与えるのは止めて欲しい。
Q5この風力発電計画はニセコ町だけのものか。
Q6平成23年に緑の分権で調査している。何か新しいものを期待するのか。
Q7無駄金を使っていないか。
Q8アメダスは局所的なデータをもっているのか。大雑把なデータしかない。
Q9委員会はどんなメンバーか。
Q10予定地は道有林か国有林か。
Q11調べてだめならだめでやってみてはどうか。調査は良いと思う。
Q12寿都はラジオの障害が出ている。
Q13内陸の山の上で風が吹くのか(海岸線は解る)、NEDOの調査を基に
して良いのか。3月までに何の調査が出来るか。
Q14実測データーがないのに無駄にならないか。
Q15(道路から)2㎞も離れていたら除雪はどうなるのか。
定期メンテは欠かせない。冬期間毎日除雪になる。
Q16イニシャルかランニングまで、買い取り価格は。
Q17撤去費用も含めているのか。送電線については。
Q18風力発電はどのように発電されているのか説明して欲しい。
バックアップ電力が必要。
Q19林道とか環境汚染は。
Q20環境被害は。設計する上に木を伐採するのか。風向きの変化で
農地に影響しないか。
などなど30分少々の時間に詳細に渡って専門的な質問が出されました。
この質問に対する業者側の回答を簡単に要約すると
情報提供と町民の意見を聞きたい。キックオフと考えて欲しい。
15か月かけている所もあるが、ニセコ町は昨年12月に採択され、3月
に報告しなければならない。
第1回委員会が1月16日に委員7名で開催され3月8日に2回目が開催予定。
第1回目の委員会ではこの事業の趣旨説明を行い、この設立と業務の
進め方に同意を得ている。広聴会は3月15日頃に2回目が行われる予定。
あくまで可能性を探る基礎調査であって、昆布岳に風力発電を設置するか
否かは今後の調査と町民の意見の集約・理解などステップを踏んで進めて
行きたい。事業ありきではなく、これから町民の意見を聞く。
ニセコ町に風力発電が適切かどうか。既存の資料を基にこれまでにない
調査をする。データを基にシュミレーションする。
“マスコット”という機械を使う。
私はそもそも原発に代わるエネルギーをそのまま再生可能エネルギーに
置き換えようとすること自体が間違っていないかと思います。
エネルギーの大量消費を推進してきた原発エネルギー並みに再生可能
エネルギーを生産しようとすることが問題ではないでしょうか。
これまでのように原発が生み出すエネルギーと同様に多量のエネルギー
を生産・消費し発展・成長しつづける社会を追い求めるのか、3.11を教訓に
今一度私たちの“生き方”を原点に戻って考えてみることが必要ではないか
と考えます。