斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

フクシマを忘れない、泊原発再稼働反対(阻止)相談会

2013-02-11 13:28:14 | 原発問題
この3月11日で東日本大震災・東電福島第一原発事故の発生以来
2年が経過しようとしています。
12月に政権が交代し、今年中に原発再稼働の強行を懸念して
います。福島の原発事故の収拾の目途もつかないまま、再稼働は
絶対に止めなければならないと考えています。

2月7日ニセコ町民センターで泊原発再稼働反対(阻止)の相談会が
開かれました。岩内、共和、余市、倶知安、ニセコ、蘭越、(札幌?)
他から20名ほどが集まり、話し合いが行われました。

私は都合でこの会合に途中から1時間弱しか参加できませんでしたが、
参加者はこれまで「原発反対」「廃炉」を目指して現地で闘ってきた
活動家たちばかりで、一同に会し、「再稼働阻止」するために、
今後の対策を話し合いました。

〇再稼働はとんでもないこと。
〇規制庁に待ったを掛ける。直接話す。
〇福島以来原発ノーと言っていながら、「猶予」になり、ずるずると
 原発再稼働に向かっている。ノーをはっきり打ち出す姿勢がいる。
 地域の問題が中央に届いているのか。
〇「原発」が選挙の争点になりえなかった、疑問である。ぼやけている。
〇防災計画を作りたい。
〇子どもにかかわることは大切、(原発問題の)対象者、切口を考える。
〇議会に意見書を出す。
〇ニセコは住民参加でうらやましい。余市はどうなの?ニセコのレベルまでは。
(私個人としては疑問???他の町村と内情は変わっていないように思う)
〇パブリックコメントの必要性。
〇安全基準に問題。スリーマイル島原発事故以来、アメリカでは
 200万年以後の活断層調査をしている。
〇札幌の方は地元の人からもっと声を出して欲しいという意見がある。
〇札幌がもっと考えて欲しい。風向きで札幌も危ない。
 どっちを向いても風下になる。
〇大飯原発再稼働反対に行って、機動隊にゴボウ抜きにされた
 80人の一人である。
〇連絡ネットワーク、それで良いのか、ゆるいのでは、全国行動
 を取る。全道の市民グループが一緒に行動する。
 組織の構築が必要、一つになってやっていく。
〇(山口県)上関の人たちは大飯原発に行った。
 オクュパイ“占領”、包囲?、過激で行くのは止めようという
 人々がいた。警察官と電力会社の人と対峙した時“非暴力”を貫く。
〇野田政権で国民の80%が原発反対、2030年までに原発を止める
 と約束した。
〇安倍さんに“止めてもらいたい”と伝える。
 地元の道議に働きかける。国会での安倍さんの矛盾。
〇原発反対が遠退いて来た。“核”の傘下にある。
 安保、アメリカとの関係。アメリカの言いなりになっている。
〇人々の声しかない。“国民の声”で変える道は(しか他に)ない。

以上意見の一部を拾ってみました。
「原発反対」の活動する仲間が、いつも同じ顔ぶれで、新しい
仲間がなかなか増えないように感じます。「原発事故」は他人事で
あって、「原発」への理解、関心がまだまだ足りないのではないか、
「フクシマ」を実感できる人々は原発事故を体験している現地の
人々以外にどれだけいるのか、議員の意識、レベルは一体どうなって
いるのか、日本の民主主義はどこまで進んでいるのか、
一つ一つ問題を掘り下げるごとに新たな壁にぶつかり、エネルギーを
使い果たし、挫折を繰り返しながら、それでも“なお”進まなければ
ならない宿命をここに集まっている人たちは多かれ少なかれみな同じく
背負っていることを感じます。
しかし日本の歴史を刻む活動であることには間違いないと思っています。
“誇り”と“自信”を持って一歩一歩進むしかありません。
「反(脱)原発」に賛同し行動を共にする仲間を増やしながら歩み
つづけるしか道はないのかもしれません。