斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

阪神淡路大震災 私の体験

2015-01-18 13:51:14 | 自然の驚異
ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ、いきなり頭の上にまるでブルトーザが
乗り上げて来るようなあの衝撃は今もまだ記憶に中に鮮明に残っています。
1995年1月17日5時46分のことでした。
大きな地震があったことは分かりましたが何が何だかよく分かりませんでした。
外はまだ真っ暗で、辺りはシンーンとしていました。
私は薄暗い中、何故か家中写真を撮りまくって歩きました。
しかしそれほどの被害はありませんでした。
家には煙突付のだるまストーブがあり、暖を取り、煮炊きができ助かりました。
ライフラインは全て止まりました。

自宅は神戸市街から車で西へ約40分の場所で、三木市の境界にありました。
震度7に見舞われた神戸市中心街や長田・兵庫区に比較すると震度は1度から
1.5度ぐらいは低かったのではないかと思います。

震災後3週間目から週末に長田地区に炊き出しボランティアに出かけました。
震災発生から2週間ほどは建物の倒壊の危険や粉塵と道路の渋滞で関係者
以外立ち入りできない状態でした。
普段は片道1時間以内で行ける所が、4時間以上かかりました。
全国から自宅宛に送って頂いた支援物資をリックに入れて、被災者の
テントを訪ね歩きました。

初めて目にした長田地区の状況は終戦後の焼野原とはこういう状態をいうのだ
ろうかと思いました。そして高層ビルがまるで積木を倒したように真横になって
倒れている光景は、人間の力は自然の力にはひとたまりもないのだということを
見せつけられました。本当に信じられない光景でした。
その場で目の当たりにした者でなければ想像できないかもしれません。
20年経った今も、その当時の状況が次から次へと思い出されてきます。