家が壊れる

しばらく平安な日が送れてるなあと安心していたら、
夕食後に久しぶりに息子が暴れた。

マンションの玄関口で大声を出して跳ぶので「静かにしろ」というと、
火に油を注いだように逆上する。まあ、そうなることはわかってて私も言うのであるが。

靴を磨いていた私の頭をバッチーンと叩きにきたので、すかさず革靴のかかとで殴ってやった。
だいたい八つ当たりで人を殴るなんてもってのほか。

ついでに後ろから蹴りを入れてやった。
ザマァみろ！

息子も自分が悪いとわかっているときは、そういう私に対してはあまり反撃しない。


もうずっと幼いときから、子供が調子悪くてイラついているとき、
母親の私にはダイレクトにそのオーラが伝わり、私も共振するかのように気分が悪くなり
ものすごいストレスを抱えていた。

でも、今は多少離れて生活していられるせいか、息子のトゲトゲオーラが感じられても
スルー出来る技術が身についてきた。
ネガティブな波動に同調しないことを身につけていなければ、私はおそらく倒れてしまうだろう。

怪我の功名だけど、セラピーの仕事をしている限り、そういうことは必要なので有難いと思っている。




が、暴れて物に当たるのがね・・・
床にコンクリートの欠片が落ちてるなあと思ったら、壁に体当たりして穴が開いてるような家だ。
どこをとってもまともな部分はひとつもない。

家が壊れるのも時間の問題かしら。