桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

奨励賞いただきました

2008-02-08 20:52:22 | 自閉症のtoshiya

2週間ぶりに帰宅してきたトシヤのカバンを開けると、なんか立派な賞状が。

毎年若葉からも出品している、ハートフルアート展(第13回群馬県特別支援学校児童生徒作品展)でトシヤが出品したビーズアクセサリーが奨励賞をいただいたらしい。

 

※ハートフルアート展:県内の国立、県立、市立及び私立のすべての特別支援学校20校が一堂に会し、児童生徒の作品700点以上の展示による美術作品展(絵画、立体造形作品等)を開催。

 

本人に自覚があるかどうかは不明ですけど。

なんせ、迎えに行ったとき、この賞状も学校玄関のトイレ前のベンチにほったらかしになってたそうで・・・

たしかに「筋」はイイので、もうちっと修行したらいい線イクと思うんだけどなあ。

 

お母さんも久しぶりになんか名誉なことを目指して頑張ってみようかな


「BLUE ROSE」はもはや幻ではなくなる

2008-02-08 02:11:05 | カラーセラピー
サントリー、青いバラを販売へ 政府の許可降りる(朝日新聞) - goo ニュース

記事にするタイミングが遅れましたが、いよいよ青い薔薇というのが現実に手に入るようになったみたいですね。

ブルーローズとは、すなわち「あり得ないこと」の例えだったのに。

こういうロマンチックな表現さえも消えていってしまうのかと思うと、ちょっぴり寂しかったりする。

人はかつては不可能と言われたことを、科学力でことごとく実現化してきたという歴史のもとに生きているのだけど。

私の中では、こと命に関する分野に立ち入るということには抵抗感があるのです。
宗教観でも倫理観でもないのだけど、人の浅知恵で「操作する」というのがね不遜に思える。

なーんてね、私ごときがゴマメの歯軋りなんだけどさ。


いつだったかね、ある何かの研究(もう忘れちゃいました^^;)をしてるという人に、トシヤの自閉症を「治せる」から連れて来なさい、みたいなことを言われたことがあったのです。

当時の私は、それこそ子どもを何とかしたいと思って駆けずり回っていたのは確かだったけど、私の中では「治したい」という気持ちはほとんどなかった。
わりと早い時期から、それは違うと感じてた。

治すという姿勢の中には、トシヤの今の状態が、もっといえばありのままのトシヤが「まともじゃない」「間違ったもの」という私ら側からの傲慢な考えが見えるからです。

私が駈けずり回っていたのは、彼にとって穏やかで心休まる環境を与えてくれる人やもの、仲間が欲しかったから。


だから、「治るよ」と言われても、心が動くことはなかった。
むしろ、行くものかと思った。

トシヤが普通の子になったらそれこそ私の悩みはゼロになるのか?と言えば、きっとそうは問屋が卸すまい。

世間では普通のお子でさえ悩んでいる親御さんがこんなに溢れているのに(笑)、そういうのは幻想だと思った。


青い薔薇には何の罪も恨みもないけど(笑)、つい自分のことに当てはめて妄想してしまう私でした。