銀粘土とのコラボ素材としてUVレジンの研究を重ねている毎日です。
今までは、一部に塗るとか端役的な使い方しかしていませんでしたので、実際にレジンだけで作品を作ると処置が分からないことも多く、結構苦労しています。
生徒さんの為にも参考作品の一つも作っておかねばなりませんので、真剣に作っています。
レジンだけでリングを作る方法はいくつかあるんですが(市販のリングモールドを使うとか、ワイヤーを枠にして作るとか
)、そういえば!・・・と思い出したのが、授業で作ったワックスの原型。
自分でアレンジした作品は即キャストしていたのですが、課題のものはワックスのまま取ってあります。
自分のサイズで作っていますので、それを元に自作のシリコンモールドを作ってみました。
上が「切り貼り箱ものリング」、下が印台リング。当然、裏を抜いてあります(地金を軽くするためにワックスの要らない部分をくりぬくこと)ので、その部分はわざわざ油粘土で埋めます。
紫外線を透過させるために透明シリコンを使います。
硬化すると原型を取り出すときに負担が掛かるので、もうワックスにはひびが入りましたが、シリコンで型は取れましたし、こういう形で役に立ったのでよかったです。
こんな感じでドライフラワーを封入しました。花の配置バランスとか量とか、まだ手探りです。
気泡が入ったりするとレジンで修復しますが、研磨も金属とは違って柔らかいので注意が必要です。
素材によって仕上げのテクニックも違うわけで、まだ練習が要りますね。
何事も実際に手を動かしてやってみないと分からない。
でも、とても面白い素材であるのは間違いないです。